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インビザライン矯正後に装着するリテーナーの装着期間はどれくらい?
- 2024年1月9日
- インビザライン矯正後に装着するリテーナーの装着期間はどれくらい?
皆さん、こんにちは。蓮田市にある蓮見歯科医院です。
インビザライン治療後の後戻りを防ぐためには、リテーナーの装着が欠かせません。「そもそもリテーナーは必要?」「どれくらいの期間リテーナーをつければいいの?」など、疑問に思うこともあるでしょう。
今回は、インビザライン矯正後にリテーナーを装着する目的や、装着期間や時間、装着しないことによるリスクについて解説します。リテーナーの装着以外で後戻りを防ぐ方法もご紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
目次
インビザライン矯正後に装着するリテーナーとは?
インビザライン治療後に装着するリテーナーとは、保定装置です。矯正治療後の理想の歯並びや噛み合わせをキープするために欠かせません。
インビザライン矯正に限らず、矯正治療が終了するとリテーナーを使用します。リテーナーの目的や種類、お手入れ方法についてまとめました。
リテーナーの目的
インビザライン治療後にリテーナーを装着する目的は、主に2つです。
- ・後戻りを防ぐ
- ・歯周組織を馴染ませる
リテーナーを使用する目的は、歯と歯の組織を安定させることです。矯正治療が終了したあとの歯は不安定な状態で、もとの環境へ戻ろうと動きます。
歯がもとの位置に戻ることを後戻りといいますが、リテーナーを装着して後戻りを防ぐのです。
リテーナーの種類
リテーナーの種類は、大きく3種類にわけられます。
- ・マウスピースタイプ(着脱できる)
- ・プレートタイプ(着脱できる)
- ・フィックスタイプ(着脱できない)
マウスピースタイプは、透明なマウスピースで歯全体を覆うリテーナーです。前歯だけでなくすべての歯をカバーできるので、全体的な歯並びの後戻りを防止できます。
プレートタイプは、歯の表側をワイヤーで押さえながら、裏側をプラスチックのプレートで支えるリテーナーです。ワイヤーが目立つことがデメリットですが、耐久性に優れているメリットがあります。
フィックスタイプは、歯の裏側にワイヤーを固定して使用するリテーナーです。主に下の前歯に使用することが多いですが、上の前歯に使用することもあります。フィックスタイプのリテーナーは目立ちませんが、歯磨きしづらいことがデメリットです。
リテーナーのお手入れ方法
取り外し式のリテーナーは、毎日しっかりと適切にお手入れして、常に清潔な状態を保つ必要があります。お手入れ方法は、インビザラインのマウスピースなどと同様です。
リテーナーの清掃には柔らかい歯ブラシを使用し、水またはぬるま湯で優しく洗ってください。週に1〜2回程度、専用の洗浄剤を使用してリテーナーを洗浄する必要があります。
熱湯で消毒したいと思うかもしれませんが、熱湯を使用するとリテーナーが変形する可能性があるため避けてください。歯磨き粉を使ってゴシゴシ擦ると、リテーナーが傷つくため控えましょう。
適切なお手入れを行うことで、リテーナーを清潔に保ち、細菌の繁殖や悪臭の発生を防ぐことができます。
固定式のリテーナーを使用する際は、タフトブラシを利用して口腔内を丁寧にケアする必要があります。正しいブラッシング方法については、歯科衛生士から指導を受けるとよいでしょう。
リテーナーの1日の装着時間
リテーナーは1日に20時間以上装着することが推奨されています。食事や口腔ケア、リテーナーの清掃をしている時間以外は、リテーナーを装着する必要があります。
特に、矯正治療終了直後の最初の半年間は、歯がもとの位置に戻る後戻りが最も起こりやすい時期です。1日に最低20時間リテーナーを装着することで後戻りを防ぎ、歯周組織を安定させられます。
リテーナーの装着時間を管理することを面倒に感じる方は、固定式のリテーナーを選択するとよいでしょう。口腔ケアを工夫する必要はありますが、装着時間やリテーナーの清掃など、自己管理の必要がなくなります。
どのリテーナーが適しているかは、矯正した部位や口腔内の状況によって異なります。歯科医師と相談して、ご自身に適したリテーナーを選択しましょう。
リテーナーを装着する期間
リテーナーを装着する期間は、口腔内の状況によって異なります。歯科医師によって意見がわかれる場合もありますが、一般的には1〜3年の装着を指示されることが多いでしょう。
リテーナーの装着期間は、口腔内の状況を確認して歯科医師が判断します。「もう安定したはずだ」「1年以上経ったから大丈夫」など、ご自身で判断して勝手にリテーナーの装着をやめないでください。歯科医師の指示に従うことが大切です。
取り外し式のリテーナーを使用している場合、推奨された期間が過ぎたあとも装着を続ければ、より効果的に後戻りを防ぐことができます。1日20時間以上装着する必要はありませんが、就寝時に装着する、週に2〜3日装着するなど、負担に感じない程度にリテーナーの装着を続けるとよいでしょう。
矯正治療には多大な費用と時間がかかるため、推奨期間が過ぎたあともリテーナーを装着し、後戻りを防ぎましょう。
リテーナーの装着時間・装着期間が短いと
「リテーナーを装着する重要性はわかったけど面倒」「矯正とほぼ同じ期間リテーナーをつけるのは嫌だ」と思う方は少なくありません。
長い矯正治療が終わったと思ったのに、リテーナーを装着しなければならないのは負担がかかります。実際に、途中で装着をやめる方もいるでしょう。
しかし、リテーナーの装着時間や期間が短い場合や、リテーナーを装着しなかった場合は、以下のリスクを伴います。
後戻りする
リテーナーの装着時間や期間が短い場合や、自己判断で勝手に装着をやめた場合は、ほぼ確実に後戻りが起こります。費用と時間をかけて矯正治療を行ったのに、またもとの歯並びに戻るのです。
歯の後戻りを放置すると、噛み合わせが悪化する可能性もあります。再び矯正治療を受けざるを得ない状況になることもあるでしょう。
リテーナーを装着できなくなる
リテーナーの装着時間と期間が短い場合、リテーナーが合わなくなることがあります。例えば、リテーナーの装着時に痛みを感じる、リテーナーが歯に密着せず浮くなど、リテーナーの効果を十分に得られない可能性があるのです。
リテーナーが合わなくなった場合は、新たにリテーナーを作り直す必要があります。別途費用がかかることも多いです。
後戻りの状況によっては、矯正治療を再び受ける必要があるでしょう。
リテーナーの装着以外で後戻りを防ぐ方法
リテーナーを装着して後戻りを防ぐことは非常に重要ですが、後戻りを防ぐために改善すべき癖があります。以下の癖や習慣がある場合は注意しましょう。
- ・頬杖をつく
- ・舌で歯を押す
- ・歯で唇を噛む
上記のような無意識に行う癖は、歯並びを悪化させる可能性があります。歯列に継続的に力が加わることで、歯が移動するためです。
特に、矯正治療直後の歯が不安定な状態な時期に行うと、後戻りを引き起こす原因となるので注意してください。
まとめ
インビザライン矯正後、歯並びや歯周組織の状態を安定させるためにはリテーナーを装着する必要があります。リテーナーを正しく装着することで、後戻りを防ぎ理想の歯並びや噛み合わせを維持できます。
リテーナーを装着する期間は1〜3年程度でしょう。推奨される装着時間は、1日20時間以上です。
リテーナーの装着期間は、歯科医師の判断に基づく指示に従うことが重要です。リテーナーの装着期間や時間が短いと、歯がもとの位置に戻る後戻りが起こるでしょう。
リテーナーが合わなくなり、作り直さなければならないこともあります。余計な費用が発生するので、指示された装着時間・期間を守って整った歯並びを維持してください。
インビザライン矯正に少しでも興味のある方は、蓮田市にある蓮見歯科医院にお気軽にご相談ください。