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インプラント治療ができないケースとは?対処法も解説!
- 2024年2月24日
- インプラント治療ができないケースとは?対処法も解説!
皆さん、こんにちは。蓮田市にある蓮見歯科医院です。
何らかの理由で歯を失った場合は、インプラントや入れ歯、ブリッジ、いずれかの治療が必要になります。その中でもインプラントは、自分の歯のように使用することができるというメリットがある治療法です。
近年、インプラント治療はメジャーな治療法になっていますが、治療できないケースもあります。対処法と合わせて、インプラント治療ができないケースについて解説していきます。
インプラントとは?
インプラント治療は、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を被せて歯を補う治療です。天然の歯の根の代わりを果たすパーツがあるため、自分の歯のように使うことができます。
入れ歯のように取り外しをする必要がなく、ブリッジのように周辺の歯に負担をかけることもありません。インプラントのメリットとデメリットを確認しましょう。
インプラントのメリット
インプラントのメリットは、次に挙げるとおりです。周囲の歯を健康に保ちたい方や、取り外し式の入れ歯がしっくりこなかった方でも、インプラントであれば悩みを解消できるかもしれません。
自分の歯のように使うことができる
インプラントは、自分の顎の骨に直接人工歯根を埋め込む方法です。自分の歯と同じように咀嚼できるようになり、違和感や異物感もありません。
周囲の歯を守ることができる
インプラントは人工歯根を一本一本埋め込んで歯を再建するので、それぞれが独立します。ブリッジや入れ歯のように周囲の歯を支えにすることがありません。
負担がかかった歯は、寿命が短くなってしまいます。インプラントは周囲の歯の健康を守りながら、失った歯を補えるのです。
見た目が良い
インプラントの上部構造の被せ物は、天然の歯に近い色調のものを入れることができます。また、一本一本が独立した歯になるため、部分入れ歯のように金属のバネでひっかける必要もありません。
審美性が高いことが特徴です。
丈夫で長持ちする
インプラントは、チタンやチタン合金で作られています。生体親和性が高く、顎の骨としっかり結合します。インプラントを埋め込んだ後、しっかりとメンテナンスを続ければ、長く使用することができます。
骨が痩せることを防げる
歯を失ってしまうと、その部分の骨は次第に痩せていきます。ブリッジや入れ歯では、骨が痩せるのを防ぐことができません。
インプラントであれば、咀嚼した時の刺激が人工歯根を通じて顎の骨に伝わります。適度な刺激が加わることで、顎の骨が痩せるのを防ぐことができるのです。
インプラントのデメリット
インプラント治療にもデメリットがあります。メリットとデメリット両方を考慮した上で、治療の選択をするのが良いでしょう。
自費治療なので高額になる
インプラントは、保険が適用されない自費治療です。そのため、他の治療と比べると治療費が高額になります。
インプラントの費用の相場は1本あたり30万円〜40万円で、歯科医院によって異なります。お口の状態によっても異なるので、希望する場合は確認するようにしましょう。
外科手術が必要
インプラントは外科手術を伴う治療で、麻酔をする必要があります。安全に行うためには、身体の状態がよくないといけません。
全身疾患や持病がある方で、状態が良くなければインプラント治療をすることができません。
治療期間が長い
手術を行ってから、顎骨とインプラント体が結合するまでに時間がかかります。状況によっては骨を増やす手術も必要ですが、骨が増えるのを待つ時間が必要になります。
インプラントは、およそ6か月〜1年ほどの期間がかかる治療です。入れ歯やブリッジの場合1か月以内で完了することが多いので、治療期間はかなり長いと言えます。
定期的なメンテナンスが必要
インプラントは埋入したら、そのままずっと使い続けられるわけではありません。長く使い続けるためには、定期的なメンテナンスが必要です。
インプラント治療ができないケースと対処法
インプラントは外科手術が必要な治療なため、治療できないケースがあります。次のようなケースは治療ができない、もしくはできない可能性があります。
未成年の方
未成年の場合は、まだ顎の骨の成長が終わっていません。成長過程にある段階でインプラントをしてしまうと、その後の歯並びなどに悪影響を及ぼす可能性があるからです。
顎の骨が成長するまでは、入れ歯などを使用して歯がない部分を補います。成人して顎の骨の成長が止まったら、インプラント治療を開始するのが良いでしょう。
妊娠中の方
妊娠中は、母子の安全が第一です。インプラントは外科処置が必要な治療で、術後に投薬も必要になるため、身体の負担を考えると妊娠中はインプラントをしないほうが良いでしょう。
産後に授乳する場合は、授乳期間が終了してからインプラント治療を検討してください。
全身疾患や持病がある方
高血圧・糖尿病・骨粗鬆症・心疾患など、全身疾患や持病がある方はインプラントを行えない場合があります。病気がコントロールできている状態であれば、内科主治医と相談の上治療できることもあります。
免疫不全や免疫力が著しく低下している方、血液疾患がある方、放射線治療中の方などは、インプラント治療を行うことができません。
虫歯や歯周病がある方
虫歯や歯周病がある場合、インプラントを入れても感染を起こす可能性が高いです。虫歯や歯周病の治療をしっかりと行った後であれば、インプラント治療が可能です。
顎の骨が少ない方
顎の骨の量が少ない、また顎の骨が薄い場合には、そのままではインプラント治療をすることができません。インプラントを埋入できるだけの骨が無い状態ではインプラントが安定しないためです。
骨の量を増やす治療によって、インプラントが可能になる場合があります。
顎の骨が少なくてインプラント治療ができない場合の対処法
顎の骨が少ない場合には、骨の量を増やす骨造成の手術を受けることによって、治療が可能になる場合があります。骨造成術には、次のような種類があります。
ソケットリフト法
上顎の骨が足りない場合に行われる骨造成術です。骨の高さが3mm〜5mmある場合に行われます。
インプラントを埋入する箇所の骨に穴をあけ、上顎洞という空洞を押し上げて骨補填材を入れます。骨が安定するのを待ってから、インプラントの埋入手術を行います。
サイナスリフト法
ソケットリフト法と同様、上顎の骨が足りない場合に行われる施術法です。骨の高さが3mm〜5mm以下の場合に行われます。
歯ぐきを側方から切開して、骨を増やすためのスペースを作って骨補填材を入れます。骨が安定するのを待ってから、インプラントの埋入手術を行います。
GBR法
骨誘導再生法とも言われる骨造成術です。インプラントを固定するための顎の骨の高さや幅が不足している場合に行われます。治療部位に関わらず行われます。
インプラントを埋入したあと、骨を増やしたい箇所に骨補填材を入れて、骨が再生するためのスペースを確保します。
まとめ
今回は、インプラント治療の概要や、できないケースと対処法について解説しました。
インプラントは、外科手術を伴う治療です。未成年の方や妊娠中の方は治療ができないほか、全身疾患や持病の状態によっても治療を行うことができません。
病気のコントロールができている状態であれば、内科主治医との連携により治療ができるケースもあるでしょう。希望する場合は、歯科医師と主治医に相談してください。
また、虫歯や歯周病は、治療をしてからインプラント治療を行います。
全身状態が良くても、インプラントを埋入する部分の顎の骨が足りない場合は、そのままではインプラントを埋め込むことができません。骨造成法という、骨を増やす施術を受けることによって治療が可能になります。
インプラント治療に少しでも興味のある方は、蓮田市にある蓮見歯科医院にお気軽にご相談ください。