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セラミックの歯が痛い・しみるときに考えられる原因と対処法を解説!
- 2024年3月23日
- セラミックの歯が痛い・しみるときに考えられる原因と対処法を解説!
皆さん、こんにちは。蓮田市にある蓮見歯科医院です。
セラミックの治療後に、歯が痛くなったりしみたりすることがあります。歯が痛い、歯がしみるという経験をすると、治療に問題があったのではないかと不安に思うかもしれません。
本記事では、セラミックの歯が痛い・しみるときに考えられる原因と、対処法について解説します。
目次
セラミックの歯が痛い・しみるときに考えられる原因
セラミックの歯が痛い・しみるときはさまざまな原因が考えられます。原因を知ることで具体的な対処ができるようになるため、まずはセラミックの歯が痛い・しみるときに何が起こっているのかを知っておきましょう。
セラミックが歯に合っていない
セラミックの形が歯に合っていない場合、セラミックと歯の間に隙間ができ、その隙間から細菌などが入り込むため痛くなったりしみたりします。セラミックの詰め物は歯科医師ではなく、歯科技工士が歯科医院とは別の場所で製作することが多いです。
この製作過程でトラブルが起こると、歯科医師も装着時に気づきにくく、歯に合わないまま装着することがあります。
治療によって神経が敏感になった
セラミックの治療をする前にドリルなどを使って虫歯の部分を削ります。ドリルなどの刺激によって、神経が敏感になった結果、痛くなったりしみたりする方もいるでしょう。
とくに、進行した虫歯治療で神経を残している場合は、神経のぎりぎりまで歯を削っていることがあります。治療の際の刺激で痛みが出たりしみたりする可能性があるのです。
治療を受けてからもしばらくは痛みやしみる症状が出るでしょう。痛みが悪化したり、1週間以上続くようでなければ問題ありません。
治療が終了してまだ日が浅い場合は強い痛みを感じるかもしれませんが、鎮痛剤などを使用して対処しましょう。
二次虫歯や歯髄炎になっている
セラミックは二次虫歯になりにくい素材といわれていますが、二次虫歯にならないということではありません。虫歯を完全に取り除けずに残っていた場合や、セラミックと歯の間にすき間があった場合など、何らかの理由で二次虫歯になる可能性はあります。
二次虫歯になった結果、痛い・しみると感じているのかもしれません。また、歯髄炎は歯の神経に炎症を起こしている状態なので、ずきずきとした痛みを感じます。
噛み合わせがあっていない
噛み合わせがあっていない場合、痛みやしみる症状が出るかもしれません。特に、セラミック部分の噛み合わせが高い場合、負担がセラミックに集中します。
また、セラミックは劣化しにくい素材のため、基本的にはすり減ったりしません。自身の歯は日々の使用で少しずつすり減るので、治療直後は問題なくても徐々に噛み合わせは変化します。その結果、セラミックに負荷が集中して痛い・しみると感じるようになるのです。
歯に強い負担をかけている
歯ぎしりや食いしばりをすると、歯や顎に250〜300kg程度の力をかけているといわれています。これだけの強い力がかかるので、歯には負担がかかります。
歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合、痛い・しみると感じやすいでしょう。
セラミックが破損した
セラミックが折れたり欠けたりした場合、神経に直接刺激が伝わるので痛いと感じたり、しみたりします。セラミックは陶器と似た材質のため、強い力をかけると割れてしまいます。
急に痛い・しみると感じた場合には、セラミックが破損していないかチェックしてみましょう。
セラミックの歯が痛い・しみるときの対処法
セラミックの歯が痛い、しみると感じた場合、どのように対処すべきなのでしょうか。原因によっては、しばらくすると症状が改善するケースもあります。
しかし、経過を見ている間に症状がどんどん悪化していく可能性もあるため、早めに対処したほうがよいといえます。セラミックの歯が痛い・しみると感じたときの対処法は、以下のとおりです。
歯科医師に相談する
歯科医師に相談し、痛い・しみるという症状がなぜ起きているのか、その原因を解明しましょう。原因を解明して治療をすることで、悩みを解決できます。
時間の経過で改善される場合でも、痛みに耐え続けるのは苦痛でしょう。痛み止めを処方してもらうなど、少しでも苦痛を取り除くことも可能です。
虫歯の場合は治療する
痛い・しみる原因が二次虫歯によるものであった場合は、虫歯の治療が必要です。虫歯の部分を削り取ってから、再度セラミックの詰め物あるいは被せ物をします。
歯を削ると歯の形が変わるので、これまで使っていたセラミックの被せ物や詰め物は使用できなくなります。セラミックを作り直さなければならないことは理解しておきましょう。
追加の費用がかかるので、虫歯は予防することが重要です。
神経を取り除く
痛い・しみる症状が、さまざまな対処法を試しても落ち着かない場合は、神経を取り除くことを検討しなければなりません。神経を取り除けば、痛みなどを感じなくなるのでつらい症状は改善されるでしょう。
しかし、神経が無くなると虫歯の進行に気づきにくくなったり、栄養が行き届かなくなり周辺の歯や歯茎がもろくなったりする可能性があります。そのため、基本的には歯を残せるように努めます。
噛み合わせを調整する
セラミックが周りの歯よりも突出していて負担がかかっている場合は、セラミックを少し削って噛み合わせを調整します。噛み合わせの悪さは自分では気づきにくいので、歯科医師にチェックしてもらいましょう。
刺激を与えない
痛い・しみる症状があるときにセラミックの歯に刺激を与えると、症状がさらに悪化する可能性が高まります。そのため、刺激を極力控えましょう。
具体的には、硬い食べ物や冷たい食べ物、熱い食べ物をセラミックの歯があるところで摂取するのを避けてください。歯磨きのときも、ごしごしと磨くと刺激になるので優しく丁寧に磨くことを心がけましょう。
素材を変える
歯ぎしり食いしばりのくせがある方は、強い力を日常的に歯にかけてしまいます。強い衝撃が加わると割れる可能性があるセラミックの使用を継続するのは難しいでしょう。
歯ぎしりや食いしばりのくせがある方は、詰め物や被せ物の素材を変えることも検討する必要があります。
セラミックの中でも、ジルコニアは人工ダイヤモンドと言われるほど高い硬度を誇ります。内側に金属を使用しているメタルボンドも、強度が高いです。
変形・破損は痛みやしみる症状につながるので、素材の変更も症状を予防・改善する有効な手段です。
症状を悪化させないためには
痛い・しみるという症状を悪化させないためには、次のことを意識しましょう。
丁寧に歯を磨く
セラミックを選択すれば虫歯にならないと考える方もいますが、虫歯にまったくならないわけではありません。二次虫歯を予防するためには、丁寧な歯磨きが重要です。
歯ブラシだけでなくフロスも活用して、しっかりと汚れを落としましょう。ごしごしと磨くのではなく、優しくこまかく磨くことがポイントです。
定期検診を受ける
歯科医院の定期検診を受けていれば、異常の早期発見につながります。異常を早期発見し治療を開始できれば、痛い・しみるという症状が出ないかもしれません。
検診の頻度は人によって異なりますが、3か月に1回程度を目安に受けましょう。
ナイトガードを装着する
歯ぎしりや食いしばりが痛み・しみるという症状につながっている方は、ナイトガードを活用しましょう。昼間の歯ぎしりや食いしばりは意識して改善できるかもしれませんが、就寝中は非常に難しいです。
ナイトガードを装着すれば、セラミックだけでなく天然歯にかかる負担も軽減できます。
まとめ
セラミックの歯が痛い・しみると感じたときは、さまざまな原因が考えられます。治療過程による痛みの場合もありますが、虫歯やセラミックの破損など、すぐに対処すべき原因の場合もあるでしょう。
歯が痛い・しみると感じたら、まずは歯科医院を受診して原因を解明しましょう。
また、痛みやしみる症状を避けるためには、日頃のケアも重要です。日頃からセラミックの歯を丁寧に扱って長く使えるように心がけましょう。
セラミック治療に少しでも興味のある方は、蓮田市にある蓮見歯科医院にお気軽にご相談ください。