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歯ぎしりはセラミックにどのような影響がある?対処法も紹介!
- 2024年6月8日
- 歯ぎしりはセラミックにどのような影響がある?対処法も紹介!
皆さん、こんにちは。蓮田市にある蓮見歯科医院です。
歯ぎしりでお悩みの方は多くいます。歯ぎしりをしていると、自分の歯だけでなくセラミックにも影響を与えることがあるのです。
この記事では、歯ぎしりがセラミックに与える影響について解説します。歯ぎしりの原因や、歯ぎしりからセラミックを守る方法についても説明しているので、歯ぎしりでお悩みの方はぜひご参考にしてください。
目次
歯ぎしりとは
歯ぎしりとは、就寝時などに無意識に歯を擦り合わせたり、歯を噛み締めたりすることをいいます。歯ぎしりは無意識に行われるのが一般的で、自分では歯ぎしりをしていることに気付いていない方も非常に多いです。
「家族に指摘されて初めて歯ぎしりしていることを知った」「歯がすり減っていることで歯ぎしりを自覚した」というケースも少なくありません。朝起きた時に顎が痛い、顎が疲れているという場合も、就寝時に歯ぎしりをしている可能性が高いでしょう。
日本人の過半数が歯ぎしりの経験があるともいわれています。多くの方が歯ぎしりをしているはずですが、自覚しているのはほんの一部の方だけです。
「自分は歯ぎしりをしているはずがない」と思い込まず「もしかしたら自分も歯ぎしりをしているかもしれない」と意識することが大切です。
歯ぎしりの種類
歯ぎしりには、4つの種類があります。それぞれの特徴を確認しましょう。
グラインディングタイプ
歯を左右に擦り合わせる歯ぎしりです。ギリギリと音が鳴ることが特徴で、就寝中に行うことが多いためご自身では気付きにくいでしょう。
歯のエナメル質を摩耗するため、歯の形状や噛み合わせに影響を及ぼすことがあります。長期間続くと、噛み合わせがずれることもあります。
タッピングタイプ
上下の歯をカチカチとぶつけるタイプの歯ぎしりです。日中に発生することが多く、無意識のうちに行われることが多いです。
強くぶつける場合は、歯の先端が欠ける原因になることがあります。また、顎関節にも負担がかかるため、顎関節症を引き起こすケースもあるでしょう。
クレンチングタイプ
強く噛み締めるタイプの歯ぎしりで、食いしばりや噛み締めとも呼ばれます。無意識のうちに強く歯を噛みしめるため、歯や顎関節に大きな負担をかけます。
長期間続くと、歯にヒビが入ったり割れたり、顎関節症につながったりすることがあります。
ナッシングタイプ
一部分の特定の歯を擦り合わせるタイプの歯ぎしりです。特定の歯だけが擦り減るため、噛み合わせが悪化するケースが多いでしょう。
歯のエナメル質を傷つけやすく、破折につながるリスクもあります。
歯ぎしりの原因
歯ぎしりの原因は、疲労やストレスが多いといわれています。そのほかにも、歯並びや噛み合わせの乱れから、歯ぎしりをするケースもあると考えられています。
ストレス
ストレスや疲労は、歯ぎしりの大きな原因とされています。ストレスが溜まったり過度に緊張したりすると、無意識のうちに歯を強く噛みしめることがあります。
特に、仕事や人間関係の問題が原因でストレスが溜まると、歯ぎしりの頻度や強度が増す傾向があります。適度に運動したり趣味の時間を設けたり、ストレスを解消することが重要です。
睡眠の質
睡眠不足は、歯ぎしりを引き起こす要因となります。特に、睡眠時無呼吸症候群(SAS)などの睡眠障害がある場合、歯ぎしりが頻発する可能性があります。
良質な睡眠を確保するためには、規則正しい睡眠習慣を身につけることが重要です。就寝前にはスマートフォンを見ないようにするなど、リラックスしたり環境を整えたりすることも大切です。
また、睡眠の質が低い、もしくは睡眠不足の場合、ストレスを十分に解消することができません。歯ぎしりにつながりやすくなるので、十分な睡眠時間を確保すること、睡眠の質を高めることが重要です。
噛み合わせに問題がある
上下の歯の噛み合わせが悪いと、歯ぎしりをしやすくなります。ずれた噛み合わせを調整しようと、無意識のうちに歯ぎしりを行うことがあるのです。
歯科医師に相談し、噛み合わせを調整してもらう必要があるでしょう。
生活習慣
カフェインやアルコールの摂取、喫煙などの生活習慣も歯ぎしりの原因となります。特に、夜間にこれらの物質を摂取すると、睡眠の質が低下します。
上述した通り、睡眠の質が低下すると歯ぎしりをする可能性が高まります。
歯ぎしりはセラミックに影響する?
歯ぎしりは、自分の歯だけでなくセラミックにも影響を及ぼします。歯ぎしりがセラミックに与える影響は、以下の2つです。
・セラミックが破損する
・セラミックが外れる
それぞれ解説します。
セラミックが破損する
歯ぎしりによって強い力がかかることで、セラミックが割れたり欠けたりする可能性があります。セラミックは強度が高く耐久性もある素材ですが、強い衝撃を受けると破損することがあるのです。
セラミックは保険が適用されない自由診療のため、治療費も高額です。治療した歯が歯ぎしりによって割れたり欠けたりしないよう、歯ぎしりに気づいたら早めに対処しましょう。
歯ぎしりの症状がある方は、セラミックの中でも強度が高いジルコニアを選択するとよいでしょう。歯ぎしりや噛み合わせの状態も考慮し、歯科医師と相談してご自身に合った素材を選択してください。
セラミックが外れる
歯ぎしりによってかかる負荷は、セラミックを歯に固定している接着剤にも影響を与えます。歯ぎしりによって接着剤が劣化すると、セラミックが外れることもあるでしょう。
歯ぎしりからセラミックを守るには
歯ぎしりは無意識に行うことが多いので、改善するのは非常に難しいです。
しかし、症状を緩和したり歯ぎしりによるダメージを軽減したりすることは可能です。歯ぎしりからセラミックを守るための予防法は、以下の6つです。
・ナイトガードを使用する
・マッサージを行う
・ボトックス注射をする
・噛み合わせを整える
・定期検診で状態を確認する
・良質な睡眠を心がける
それぞれについて詳しく解説します。
ナイトガードを使用する
就寝時に歯ぎしりや食いしばりをしている場合は、ナイトガードと呼ばれるマウスピースを装着するとよいでしょう。就寝中に歯ぎしりをしても上下の歯が直接当たらないため、歯や顎にかかる負担を軽減できます。
ナイトガードを使用しているとセラミックへの衝撃も緩和されるので、セラミックの破損を防げるでしょう。歯ぎしりをしている方は、セラミックを長持ちさせるためにもナイトガードを使用しましょう。
マッサージを行う
歯ぎしりや食いしばりによって凝り固まった筋肉をほぐすことで、歯ぎしりを緩和できることがあります。口周りの筋肉をほぐすようにマッサージを行います。
すぐに行える対処法であるため試してみましょう。お風呂上がりなど、身体が温まっている状態で行うとより効果的です。
ボトックス注射をする
ボトックス注射をすることで、咬筋や側頭筋の動きを弱めることができます。効果の持続期間は3〜6ヶ月程度で永久的ではないため、基本的には定期的に施術を受ける必要があります。
噛み合わせを整える
噛み合わせが悪いことで、歯ぎしりが起こる可能性があります。噛み合わせが乱れていることがストレスにつながり、歯ぎしりが起こることもあるでしょう。
噛み合わせは虫歯や歯周病、日常生活の癖などが原因で乱れることがあります。自分でも気付かないうちに、噛み合わせのバランスが崩れていることもあるのです。
歯ぎしりを解消するためにも、歯科医院で噛み合わせのチェックを受け、噛み合わせを整えましょう。
定期検診で状態を確認する
定期検診を受診していれば、問題が起こっても早めに対処できます。歯ぎしりが原因でセラミックが割れたり欠けたりすることがありますが、破損すると再治療が必要になるため注意しましょう。
定期検診を受けていれば、歯ぎしりに早く気づけます。破損する前に噛み合わせを調整したり、ナイトガードを作製したり、歯ぎしりからセラミックを守って破損を防ぐことができるでしょう。
また、定期検診でメンテナンスを受けることで虫歯や歯周病を予防すれば、セラミックを長持ちさせることにもつながります。自覚症状がなくても歯ぎしりをしている可能性はあるため、定期的にお口の状態を確認してもらうようにしましょう。
良質な睡眠を心がける
歯ぎしりは、就寝時に起こりやすいです。就寝時に歯ぎしりが起こるのは、眠りが浅くて口周りの筋肉に力が入りやすくなるからだと考えられています。熟睡していると筋肉の動きが抑制されるため、良質な睡眠がとれれば歯ぎしりを改善できるでしょう。
枕が高かったり、うつ伏せの状態で寝たりすることも、歯ぎしりや食いしばりの原因になります。リラックスできる楽な姿勢で寝られるよう、環境を整えることが大切です。
まとめ
歯ぎしりの原因は未だ解明されていない部分もありますが、多くの場合はストレスによるものと考えられています。歯ぎしりを自覚していない方も多くいらっしゃいますが、日本人の大半は歯ぎしりを経験しているのです。
セラミックは強度が高い素材ですが、歯ぎしりによって破損する可能性があります。自分の歯も破折する可能性があるため、適切に対処しましょう。
歯ぎしりからセラミックや歯を守るためには、ナイトガードの使用や噛み合わせの調整が有効です。また、睡眠の質を高めたり、マッサージやボトックス注射を行うことで歯ぎしりを緩和できます。
定期的に歯科医院でお口の状態を確認し、メンテナンスを受けることもセラミックを長持ちさせる上で重要です。
セラミック治療に少しでも興味のある方は、蓮田市にある蓮見歯科医院にお気軽にご相談ください。