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虫歯治療後に歯がしみる原因は?いつまで続く?仕組みと対処法
- 2024年9月14日
- 虫歯治療後に歯がしみる原因は?いつまで続く?仕組みと対処法
皆さん、こんにちは。蓮田市にある蓮見歯科医院です。
虫歯治療をしたあとに、歯がしみるケースがあります。治療したはずなのに歯がしみる場合「ちゃんと治療できていないのではないか」「何か問題があるのではないか」と不安になるでしょう。
では、虫歯治療後に歯がしみる場合、どのようなことが考えられるのでしょうか。また、どのように対処すべきでしょうか。
今回は、虫歯治療後に歯がしみる原因や対処法について解説します。適切な対処法を知り、悪化を防ぎましょう。
目次
虫歯治療後に歯がしみる原因
虫歯を治療したあとに歯がしみる場合、いくつかの原因が考えられます。必ずしも虫歯治療に失敗したからというわけではありません。虫歯治療後に歯がしみる原因についてみていきましょう。
神経が過敏になっている
虫歯治療で神経が炎症を起こすと、敏感になって歯がしみることがあります。虫歯を治療する際には専用器具で虫歯部分を削ります。その際に、器具の振動や熱が歯の内部の神経に伝わると、炎症を引き起こすことがあるのです。
また、虫歯を治療する際に歯の表面のエナメル質が削られ、象牙質が剥き出しになり、神経に触れることでしみるなどの症状が現れることもあります。神経が過敏になっている場合は、時間が経てば落ち着き、症状も緩和されていくでしょう。
虫歯が深部まで進行した
虫歯が深部まで進行していると、神経が通る部分の近くまで歯を削らなければなりません。こうした場合、治療の刺激が神経に伝わりやすいです。
虫歯が進行していればしているほど神経までの距離が短くなります。虫歯の治療では、削ったあとに薬剤を詰めますが、この薬剤が神経に近いとしみることがあります。
また、歯の詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)を装着した部分と神経の距離が近くなるため、接着剤の影響を受けてしみることもあるでしょう。
歯根膜が炎症を起こしている
虫歯が深部まで進行している場合、歯根膜が一時的に炎症を起こしてしみるなどの症状が現れることがあります。歯根膜は歯の周りにある膜で、咀嚼時にクッションのような役割を果たします。
虫歯が神経にまで達すると根管治療が必要になるケースが多いです。根管治療で細菌に感染した神経を除去すると、歯根膜が炎症を起こすことがあり、これによってしみる症状が現れることがあります。根管治療を継続的に行えば炎症は落ち着き、症状も改善されるでしょう。
詰め物の高さが合っていない
虫歯箇所を削ったら、最終的に詰め物を装着します。この詰め物が神経を圧迫していると、痛みやしみるなどの症状が現れることがあります。詰め物をする際には、噛み合わせの調整を行いますが、高さが合っていないと神経が圧迫されることがあるのです。
治療後に詰め物の高さが合っていない場合、再度高さを調整する必要があります。
材質の問題
虫歯治療後の詰め物にはいくつか種類があります。保険診療の銀歯を選択した場合、費用を抑えられますが、治療後に歯がしみるリスクがあります。
銀歯は熱伝導率が高い素材です。熱い・冷たいといった刺激を神経に伝えやすいため、熱いものや冷たいものを口にすると歯がしみる可能性があります。
一方でセラミックなど金属以外の素材であれば熱伝導率が低いため、歯がしみるリスクが軽減されます。
虫歯治療後に歯がしみるのはいつまで続く?
虫歯の治療後に歯がしみる場合でも、1~2週間ほどで落ち着くことがほとんどです。2週間ほど経過すれば新たに象牙質が作られていくため、神経に刺激が伝わりにくくなり、しみるなどの症状も緩和されていくでしょう。
しかし、しみるなどの症状が続いている場合や悪化している場合には、再度処置が必要になるかもしれません。我慢せずに歯科医院で相談してください。
虫歯治療後に歯がしみる仕組み
虫歯治療では、虫歯菌に感染した部分を削って除去します。
虫歯を除去する際には、大きめに周りを削り、周囲に虫歯菌が感染しないようにします。そうすると、神経を囲んでいた壁が薄くなり、温度などの刺激が神経に伝わりやすくなります。これが、虫歯治療後に歯がしみる仕組みです。
歯がしみるということは、歯がちゃんと生きているという証拠です。神経が失われれば痛みやしみるといった症状は感じられなくなります。
虫歯治療後に歯がしみるときの対処法
歯がしみる感覚は、非常に不快です。虫歯治療後に歯がしみるなどの症状があれば、食事を楽しむことができず、仕事や勉強など日常生活に支障をきたす可能性もあるでしょう。ここでは、虫歯治療後に歯がしみるときにはどのように対処すべきか解説します。
痛み止めを服用する
痛みやしみるなどの症状がある場合、痛み止めを服用することで症状が緩和されるケースがあります。治療後の歯の痛みやしみるなどの症状が不安な場合は、あらかじめ治療の際に歯科医師に相談すると痛み止めを処方してもらえます。
歯科医院で処方された痛み止めがない場合は、市販の痛み止めでも問題ありません。
刺激のある飲食物を避ける
歯がしみる際には、刺激のある飲食物の摂取は避けましょう。熱いものや冷たいものは、神経を刺激するので症状が現れやすくなります。甘い食べ物や酸味のある食べ物も控えましょう。
また、治療後すぐに硬いものを食べると神経が圧迫されて、しみることがあります。できるだけ治療前に食事を済ませておくと良いでしょう。
血行が良くなる行動は控える
虫歯を治療したあとは血行が良くなる行動を控えましょう。血行が良くなると、炎症が強まって痛みやしみるといった症状が現れやすくなります。
激しい運動や入浴、飲酒は血行を良くする行動です。治療をした当日や症状が強い日には、こうした行動を避け、安静に過ごしてください。
治療した箇所を触らない
虫歯治療後、歯にしみるなどといった違和感があると、確認するために触りたくなってしまう方もいるでしょう。直接指で触らなくても、舌で患部を押してしまうこともあるかもしれません。
こうした刺激は症状を悪化させる可能性があります。治療した部分が気になるかもしれませんが、患部には触れないようにしましょう。
マウスピースを使用する
歯ぎしりや食いしばりの癖があると、歯のエナメル質が摩耗して象牙質が露出し、痛みやしみる症状が現れることがあります。朝起きたときに症状がある場合は、就寝中に歯ぎしりや食いしばりをしている可能性が高いでしょう。
マウスピースを使用すれば、歯ぎしりや食いしばりによって歯に加わる負担を軽減できます。マウスピースは歯科医院で一人ひとりの口腔内の状態に合わせたものを作製できます。
虫歯治療後に歯がしみるときに歯医者に行くべきケース
虫歯治療後にしみる症状がある場合、数日~1週間ほどは様子を見ても良いでしょう。時間が経つにつれて徐々に症状が緩和されていく可能性があります。歯の治療後、咀嚼したり刺激物を口にしたりしたときに歯がしみるのは珍しいことではありません。
しかし、しみるだけではなくズキズキと強い痛みがある場合や、時間が経過しても症状が改善されない場合には、歯科医院を受診すべきです。
神経や歯の根っこ部分に炎症が起こっている場合には、治療のやり直しが必要になることもあります。放置すると症状が悪化し、治療の難易度が上がったり、最悪の場合には抜歯が必要になったりする可能性もあるでしょう。
早期に対処することが重要ですので、我慢せずに歯科医師に相談してください。
まとめ
虫歯治療後は神経が過敏になっており、少しの刺激でも歯がしみやすくなっています。治療後の数日は安静に過ごし、患部に刺激を与えないようにしましょう。数日経って詰め物が馴染めば徐々に症状が緩和されるでしょう。
しかし、歯がしみるだけではなく強い痛みがある場合には、再治療が必要になる可能性もあります。放置すると悪化し、大掛かりな治療が必要になる可能性があるため、数日経っても症状が落ちつかない場合は歯科医師に相談してください。
再治療が必要ない場合でも症状を軽減するためのアドバイスや、何らかの方法で症状を緩和してもらえるはずです。
虫歯にお悩みの方は、蓮田市にある蓮見歯科医院にお気軽にご相談ください。
当院では、お子様から年配の患者様まで、蓮田市にお住まいの方の様々なお口のお悩みを解決するために幅広い診療メニューをご用意しています。ホームページはこちら、ご予約・お問い合わせもお待ちしております。