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セラミックの歯の種類!それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説!
- 2024年8月10日
- セラミックの歯の種類!それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説!
皆さん、こんにちは。蓮田市にある蓮見歯科医院です。
虫歯になった歯を被せ物や詰め物で治療する場合、近年ではセラミックを選択する方が増えています。セラミックは天然歯に近い白さと透明感を再現できるため、治療後もほとんど見た目が気になりません。
セラミックにはいくつかの種類があります。それぞれの素材の特徴に違いがあるため、どれを選択するべきか悩まれる方も多いでしょう。また、保険で治療する場合に使用するレジン素材との違いについて知りたい方もいるのではないでしょうか。
今回は、セラミックの歯の種類と、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
目次
セラミック治療とは?
セラミック治療とは、虫歯や何らかの理由で歯を治療する場合に、セラミック素材の詰め物や被せ物で治療を行うことです。セラミックは見た目が綺麗で自然な仕上がりになるため、虫歯の治療後の審美性が気になる方に、多く選ばれている治療法です。
従来の主流であった銀歯や保険の被せ物は、審美性が損なわれることが大きなデメリットです。また、経年劣化による変形を避けられないことも、デメリットとして挙げられるでしょう。
銀歯などの金属の変形は、気が付かないほど少しずつ起こります。歯と金属の間に隙間が生じることで、細菌が侵入して虫歯や歯周病のリスクが高くなるのです。
また、銀歯は長年使用していると金属が少しずつ溶け出します。そのため、銀歯周辺の歯茎の黒ずみや、金属アレルギーのリスクもあるでしょう。
セラミックの歯は経年劣化による変形を起こしにくいため、虫歯や歯周病、金属アレルギーのリスクが低いです。銀歯に比べて寿命が長いという特徴もあります。
審美性を重視する方だけでなく、できるだけ長く快適に歯を長持ちさせたい方にとっても満足できる治療法と言えるでしょう。
セラミックの歯の種類
セラミックの歯には、さまざまな種類があります。
・オールセラミック
・e-max
・ジルコニア
・ハイブリッドセラミック
・メタルボンド
以下で、それぞれの特徴とメリット・デメリットについて解説します。
オールセラミック
オールセラミックは、名前のとおり金属を一切使用せず、すべてセラミックでできた素材です。前歯など目立つ場所の治療に使用されることが多いでしょう。
メリットには、天然歯に近い白さと透明感を再現できることや、表面に汚れや細菌が付着しにくく虫歯や歯周病になりにくいことなどが挙げられます。金属を一切使用していないので、金属による問題の心配もないでしょう。
デメリットは、全てセラミックでできているため、衝撃により割れたり欠けたりする可能性があることです。歯ぎしりや食いしばりの癖がある方や、噛み合わせが強い奥歯への使用は向いていないと言えるでしょう。
e-max
e-maxは、セラミックの一種であるニケイ酸リチウムガラスというガラス系の材料を使用したセラミックです。ガラス系のセラミックであるため、透明感が高いという特徴があります。
透明感が高く、オールセラミックよりも強度がある点がメリットとして挙げられます。強度が天然歯と同程度なため、噛み合う歯に負担がかからないものメリットでしょう。
ただし、透明感が高いがゆえに、土台の歯の色の影響を受けやすい点はデメリットといえます。また、強い衝撃を受けると欠けたり割れたりする可能性もあります。
ジルコニア
ジルコニアは、セラミックの中でも一番強度に優れた素材です。金属と同じくらいの強度を持ち、強度の高さから人工ダイアモンドとも呼ばれています。
メリットは強度が高いため、噛む力が強い奥歯や歯ぎしりや食いしばりの癖がある方にも問題なく使用できることです。
デメリットは、オールセラミックやe-maxに比べると審美性が劣る点でしょう。また、強度が高いゆえに、噛み合う自分の歯に負担がかかる場合もあります。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックは、セラミックに歯科用レジンを混ぜ合わせた素材です。セラミックに歯科用レジンを混ぜることで、他のセラミックよりも費用を抑えられるというメリットがあります。金属アレルギーの心配もありません。
しかし、レジンが混ざっているので、経年劣化による着色や変形を起こしやすいというデメリットがあります。他のセラミックに比べると汚れが付着しやすい点もデメリットでしょう。
メタルボンド
メタルボンドは、金属の外側にセラミックを焼き付けた素材です。表面はセラミックのため、汚れが付着しにくいことや着色の心配が少ないことなどがメリットでしょう。内側に金属を使用しているため、強度があり奥歯の治療にも安心して使用できます。
デメリットは、内側に金属を使用しているため、ほかのセラミックに比べて透明感が劣ることや、金属アレルギーや歯茎が黒ずむ可能性があることです。また、治療部位によっては金属が少し見える場合もあるので、注意が必要です。
セラミックとレジンの違い
セラミックとレジンは、どちらも歯の詰め物や被せ物に使われる白い素材ですが、レジンはプラスチック樹脂で陶材のセラミックとは大きく異なります。
セラミックとレジンの違いについて、以下で詳しく解説します。
耐久性
セラミックとレジンでは、耐久性に大きな違いがあります。レジンはプラスチック樹脂のため、耐久性が高くありません。
また、セラミックに比べて柔らかいため、噛み合わせにより少しずつ削れたり欠けたりすることがあります。そのため、数年ごとに修復や交換をする必要があります。
セラミックは、強度が高く耐久性にも優れているため、しっかりとメンテナンスを行っていれば、長く快適に使用できるでしょう。
経年劣化
セラミックは経年劣化による変色や変形の心配がありませんが、レジンはプラスチックのため、使用している内に変色・変形を起こします。長い間使用していると、周囲の歯の色と比べて黄ばみが気になってくることが多いでしょう。
また、レジンが変形すると、少しずつ歯と詰め物の間に隙間が生じて虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
セラミックは、日常のケアやメンテナンスをきちんと行っていれば、10年以上経過しても変わらない美しさを保てます。ケアやメンテナンスを怠ると、早い段階で使用できなくなる可能性はあるので注意しましょう。
吸水性
セラミックは吸水性がないため、臭いや汚れを吸収せず落としやすいという特徴があります。レジンには吸水性があるため、唾液や口にした物の成分を吸水して臭いや汚れが残りやすいでしょう。
また、レジンの表面はセラミックに比べてザラザラしているため、汚れが付着しやすく落としにくいです。そのため、虫歯や歯周病の再発リスクが高いといえるでしょう。
費用
レジンは、詰め物や被せ物など、さまざまな治療に使用できる歯科用プラスチック樹脂です。保険適用の素材のため、費用が安いことが特徴です。
しかし、劣化しやすいため、数年ごとに修復や交換が必要です。修復や交換の度に、追加の費用がかかることを考慮しなければなりません。
セラミックは素材そのものの値段が高く、保険適用外の自費治療のため費用が高額になりますが、耐久性が高く長期間にわたって機能性や審美性を維持できます。そのため、長期的にみるとコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
セラミックの歯の値段
セラミック治療は自費治療のため、歯科医院によって自由に値段を設定できます。同じセラミックの素材であっても、歯科医院によって値段に差が生まれるので注意が必要です。また、治療する部位や、詰め物か被せ物かによっても値段は異なります。
一般的なセラミックの値段の相場は、以下の通りです。
・オールセラミック:10~20万円
・e-max:6~8万円
・ジルコニア:10~18万円
・ハイブリッドセラミック:5~8万円
・メタルボンド:8~15万円
まとめ
セラミックの歯にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴とメリット・デメリットがあります。どのセラミックの素材にも、審美性が高いことはもちろん、虫歯の再発リスクを減らせたり長く使用できたりするなどのメリットがあります。
ただし、それぞれのセラミックのメリットだけでなく、デメリットについても理解したうえで、自分のお口の状態や部位に合ったセラミックを選択することが大切です。また、セラミックの歯は保険適用外のため、歯科医院によって値段が異なる点には注意が必要です。
セラミック治療を検討している方や、自分に合ったセラミックを知りたい方は、一度歯科医院で相談してみましょう。
セラミック治療に少しでも興味のある方は、蓮田市にある蓮見歯科医院にお気軽にご相談ください。
当院では、お子様から年配の患者様まで、蓮田市にお住まいの方の様々なお口のお悩みを解決するために幅広い診療メニューをご用意しています。ホームページはこちら、ご予約・お問い合わせもお待ちしております。