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セラミック治療後に歯茎が黒くなる原因と対処法、予防法を解説!
- 2024年2月10日
- セラミック治療後に歯茎が黒くなる原因と対処法、予防法を解説!
皆さん、こんにちは。蓮田市にある蓮見歯科医院です。
セラミック治療は、天然の歯と見分けがつかないほどの自然な見た目を実現する治療法です。
しかし、使用している素材によっては、時間が経つにつれて歯茎が黒くなることがあります。
今回は、セラミック治療後に歯茎が黒くなる原因やその対処法、またどのように予防すればよいのかを詳しく解説します。
目次
セラミック治療後に歯茎が黒くなる原因
セラミック治療後に歯茎が黒くなる原因は、主に金属の溶け出しが関係しています。そのため、土台や被せ物自体に金属が使用されている場合は、歯茎が黒くなる可能性があるのです。
セラミック治療後に歯茎が黒くなる原因を、以下に詳しく解説します。
土台の金属が溶け出している
歯の神経を抜く処置を行った場合、その歯をクラウン(被せ物)だけで支えるには不十分な場合があります。そのため、歯を補強する目的で金属の支台のメタルコアを使用することがあります。
長期間メタルコアを使用すると唾液によって金属イオンが溶け出し、歯茎が黒くなることがあるのです。さらに、メタルコアが露出や腐食、錆びることによって歯茎が黒くなることがあります。
被せ物に使用されている金属が溶け出している
オールセラミックではなく、メタルボンドのような金属を含む素材を使用した場合、歯茎が黒くなる可能性があります。金属素材が長期にわたり唾液にさらされると金属イオンが溶け出し、その結果、歯茎が変色することがあるのです。
歯自体が変色している
神経を失った歯は「失活歯」と呼ばれ、時間が経つにつれて茶褐色に変色することがあります。セラミックを被せても、歯茎が下がることによって元の歯の色が透けて見えることがあり、歯茎が黒く見えることがあるのです。
セラミック治療後に歯茎が黒くなったときの対処法
セラミック治療後に歯茎が黒くなった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。
セラミック治療後に歯茎が黒くなった場合の対処法を、以下に詳しく解説します。
金属を使用しないものに交換する
メタルボンドには金属が使用されています。そのため、メタルボンドを使用している場合は、オールセラミックなどの金属を使用しないものに変更することで、歯茎の黒ずみを改善できるでしょう。
土台を変更する
セラミックの土台に金属を使用している場合、この金属が原因で歯茎が黒ずむことがあります。そのため、金属を使用しない土台に変更することが推奨されます。
ファイバー製やレジン製の土台は、金属製の土台に比べて歯茎に対する影響が少なく、見た目も自然です。ファイバー製やレジン製の土台に変更することで金属イオンの放出を防ぎ、歯茎が黒くなるリスクを抑えられるでしょう。
レーザーを照射する
セラミック治療後に歯茎が黒くなった場合、その歯茎は自然に元の色に戻ることはありません。対処法の一つとしてレーザー治療があります。レーザー治療は、黒くなった歯茎の表面組織を焼いて除去し、新しい歯茎の成長を促す方法です。
治療を受けた部分はレーザーにより一時的に白くなりますが、3日程度で白い部分が消え、健康的なピンク色に変わります。個人差はありますが、レーザー治療による痛みはほとんど感じられないでしょう。
セラミック治療後に歯茎が黒くなるのを予防する方法
セラミック治療後に歯茎が黒くなるのを予防するためには、やはり素材の選択が重要です。金属イオンが溶け出すことによって歯茎が黒ずむことがわかっているため、金属を使用しないものを選びましょう。
また、歯磨きや喫煙などの生活習慣にも気を付けることで、歯茎が黒くなるのを予防できます。
セラミック治療後に歯茎が黒くなるのを予防する方法を、以下に詳しく解説します。
禁煙する
喫煙習慣がある場合は禁煙しましょう。セラミック治療とは直接関係はありませんが、タバコの煙に含まれるニコチンやタールなどの成分は、歯茎の血流を悪化させます。
これらの有害物質が歯茎に影響を与えると、歯茎を保護しようとする身体の反応として「メラニン色素」が生成されます。このメラニン色素の増加が、歯茎の色素沈着の原因となり、黒ずみを引き起こすことがあるのです。
喫煙は、口内環境だけでなく体にも悪影響を及ぼすため、喫煙習慣のある方はタバコの本数を減らすか、禁煙しましょう。
正しい方法で歯磨きをする
歯周病や強い力でのブラッシングは歯茎が下がり、金属部分が露出する原因となります。結果として歯茎が黒く見えることがあるのです。このような問題を防ぐためにも、正しい方法で歯磨きをしましょう。
歯周病は、歯垢が原因で起こります。そのため、歯垢を溜めないようにすることが重要です。食事の後は必ず歯を磨き、優しい力でブラッシングする習慣を身につけましょう。力を入れすぎると歯茎が傷つき、歯茎が下がる原因となります。
また、定期的に歯科医院でプロによるクリーニングを受けることも効果的です。日頃のケアでは落としきれない汚れを除去でき、正しいブラッシング方法を指導してもらえます。
金属を使用しない素材を選択する
セラミック治療後に歯茎が黒くなるのを予防するためには、金属が使用されていない素材を選ぶことが重要です。金属を使用した土台や被せ物は、金属イオンが溶け出し、歯茎が黒くなる原因になることがあります。
土台には「ファイバーコア」や「レジンコア」を選択することが望ましいです。これらの素材には金属が含まれていないため、金属イオンによる歯茎の変色を防ぐことができます。また、被せ物にも金属を使用しないセラミック素材を選びましょう。
以下に、金属を使用しないセラミックの素材をご紹介します。
オールセラミック
オールセラミックは、その名の通り、100%セラミックだけで作られた補綴物です。オールセラミックは、審美性に非常に優れており、見た目が天然の歯と区別がつかないほど自然です。
透明感やツヤ、そして白さが長期間維持される点が大きなメリットといえるでしょう。金属を使用しないため、歯茎が黒くなるリスクも低く、健康的で美しい口元を保つことができます。
e-max
e-maxは、ガラスセラミックスを強化したものです。この素材の最大の特徴は、透明感があることです。また、審美性が高いため、見た目の美しさを求める方に選ばれています。
さらに、e-maxは耐久性にも優れており、オールセラミックと比較して約3~4倍の強度があります。この強度は、天然の歯とほぼ同じ水準にあり、長期的な使用にも適しています。
ジルコニア
ジルコニアは、その高い耐久性と強度が大きな特徴です。人工ダイヤモンドに例えられるほどの強度をもち、大きな負荷がかかる奥歯にも適しています。ジルコニアは全体的に白く透明感があるため、口内で目立ちにくいというメリットがあります。
このようにジルコニアは、見た目の美しさと機能性を兼ね備えた素材として、多くの歯科治療で採用されています。
まとめ
今回は、セラミック治療後に歯茎が黒くなる原因や対処法、予防法について解説しました。
セラミック治療後に歯茎が黒くなる原因は、主に金属イオンの溶け出しです。セラミック治療で金属を含む素材を使用すると、歯茎が黒くなることがあります。
歯茎が黒くなるのを予防するためには、金属を含まない素材の選択が重要です。オールセラミックやジルコニアなどの金属が使用されていない素材を選択することで、歯茎が黒くなるのを予防できるでしょう。
さらに、禁煙することや正しい方法でブラッシングすることも、歯茎が黒くなるのを予防する上で重要です。
今回ご紹介したことを参考に、ご自身に最適な素材を選択しましょう。
セラミック治療に少しでも興味のある方は、蓮田市にある蓮見歯科医院にお気軽にご相談ください。