インプラント・矯正／蓮田市の地域の歯医者／土曜診療／蓮見歯科医院

皆さん、こんにちは。蓮田市にある蓮見歯科医院です。

保険内の虫歯治療では、銀歯が使われることがあります。銀歯で治療すると、金属が見えることで見た目が気になることがあるでしょう。銀歯を白い歯にしたい場合、どうしたらよいのでしょうか。

今回は、銀歯の概要や、銀歯を白くしたい場合にかかる費用などについて詳しく解説します。

銀歯とは？

銀歯は、保険適用で虫歯治療を行う際、詰め物や被せ物として使われます。一般的に銀歯とよびますが、正確には金銀パラジウム合金です。

銀歯は保険が適用されるため頻繁に利用されますが、金属の色が目立つなどのデメリットも存在します。メリットとデメリットをよく理解して治療を受けましょう。

銀歯のメリット

銀歯のメリットは、以下のとおりです。

• ・保険が適用されるため安価
• ・素材が丈夫

銀歯以外の素材を使うと保険適用外になり、費用がかかります。また、銀歯の材料である金銀パラジウム合金は丈夫なので、破損することが少ないです。

ただし、使い続けると変形することがあるので、作り替えが必要になることはあるでしょう。

2023年現在、保険内でCAD/CAM冠という白い素材を入れられる場合もありますが、部位や歯の状態によっては保険が適用されません。CAD/CAM冠については、後ほど詳しく解説します。

銀歯のデメリット

安価に治療できる銀歯ですが、デメリットも多く存在します。銀歯のデメリットは、以下のとおりです。

銀歯の下が虫歯になりやすい

銀歯は丈夫な素材ですが、使用し続けると噛む力などによって徐々に変形します。銀歯は熱で膨張し冷めると収縮する特徴があるので、歯と銀歯の間にすき間が生じることがあるでしょう。汚れが溜まって虫歯になりやすくなります。

銀歯の下が虫歯になると見た目ではわからないので、いつの間にか進行して虫歯が大きくなることも多いです。再び歯を削るため、歯の寿命を縮めることにもなりかねません。

歯と銀歯の間にすき間が生じた場合、作り替えたほうがよいでしょう。

見た目が目立つ

銀歯は名前のとおり銀色なので、場所によっては目立ちます。口を開けたときや笑ったときなどに目立つでしょう。コンプレックスに感じる方も多いです。

金属アレルギーになることがある

銀歯の金属イオンが唾液中に溶け出すことで、アレルギー症状が出ることがあります。治療前は症状がなくても、皮膚炎のような症状が現れることもあるので、注意してください。

メタルタトゥーになることがある

メタルタトゥーとは、溶け出した金属が歯茎に沈着し、歯茎が黒ずむ状態です。一度メタルタトゥーになると、銀歯を外してももとの歯茎の色には戻りません。歯茎の色を改善したい場合は、特別な処置を受ける必要があります。

劣化しやすい

銀歯は、3〜5年程度で劣化します。劣化すると、歯と銀歯の間にすき間が生じる、金属イオンが溶け出してメタルタトゥーや金属アレルギーを引き起こすなど、悪影響があるでしょう。

一度治療をしたあとも、定期的に検診を受けて状態を確認し、時期がきたら作り替えてください。

銀歯を白くしたい場合はどうしたらいい？

銀歯を白くしたい場合は、銀歯を外して白い被せ物（詰め物）を装着します。白い詰め物に作り替える場合、自費診療で作り替える方法と、保険適用の治療で作り替える方法があります。

保険適用の場合はCAD/CAM冠を使用しますが、適用範囲に制限があるので注意してください。

それぞれ解説します。

自費診療で白くする方法

自費診療では、さまざまな素材を選択できます。白い材料では、セラミックが代表的でしょう。セラミックは、白く透明感のある色調で自然な艶があり、天然歯の見た目を再現できることが特徴です。

保険適用のCAD/CAM冠を入れる方法

CAD/CAM冠は、コンピューターで設計・製造した歯の被せ物です。素材は、セラミックとプラスチックを合わせた、ハイブリッドセラミックになります。自費診療のセラミックと比べると強度や審美性が劣りますが、安く白い歯を入れたい場合に適しているでしょう。

前から5番目の歯までは無条件で保険適用となりますが、6番目以降の大臼歯には条件があります。6番目の歯にCAD/CAM冠を入れる場合、上下左右の第2大臼歯（7番目の歯）がいずれも残っていることが、保険が適用される条件です。

7番目の歯にCAD/CAM冠を入れる場合、金属アレルギーであることが条件で医師の診断書が必要になります。

銀歯をセラミックにするメリット・デメリット

銀歯をセラミックにするメリット・デメリットをご紹介します。

銀歯をセラミックにするメリット

銀歯をセラミックにするメリットは、以下のとおりです。

見た目がきれいになる

セラミックは審美性が高いです。天然歯に近い白さや透明感を再現できるので、見た目がよくなります。

銀歯の場合は、金属が溶け出して歯茎に色が沈着することがありますが、セラミックは歯茎の色も保てます。

劣化しにくい

セラミックは劣化しにくい素材です。銀歯と違って変形しにくいので、二次虫歯になるリスクも低いでしょう。劣化によって変色することもありません。

金属アレルギーの心配がない

セラミックは、金属アレルギーの心配がありません。金属アレルギーが不安な方や、もともと金属アレルギーの方でも安心して利用できます。

銀歯をセラミックにするデメリット

銀歯をセラミックにするデメリットは、以下のとおりです。

保険が適用されない

セラミックは保険が適用されず、自費診療になるため銀歯と比較して高額になります。

ただし、保険の銀歯はセラミックに比べて寿命が短いです。耐久年数を考えると、コストパフォーマンスは悪くないでしょう。

割れることがある

セラミックは丈夫な材料ですが、強い力が加わると割れることがあります。歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、歯ぎしり防止用のマウスピースを装着するなど、セラミックにかかる負荷を軽減する必要があるでしょう。

一生使えるわけではない

セラミックは劣化しにくい素材ですが、一生使えるわけではありません。きちんと手入れができていなければ、二次虫歯になることもあります。

長持ちさせるには、定期検診を受け、毎日の歯磨きを丁寧に行うことが重要です。

銀歯をセラミックにする場合にかかる費用

銀歯をセラミックにする場合にかかる費用は、選択する素材で異なります。自費診療のセラミックと、保険適用のCAD/CAM冠を確認しましょう。

自費診療の場合は歯科医院ごとに金額を設定するので、歯科医院ごとに異なります。あくまで目安になりますが、1本あたり80,000〜180,000円が相場です。

保険適用のCAD/CAM冠の場合、3割負担で1本あたり6,000〜8,000円程度です。（型取り、装着の合計金額の目安）

銀歯をセラミックにしたあとの注意点

銀歯をセラミックにしたあとの注意点をご紹介します。

過度な負荷をかけない

セラミックは、強い衝撃を受けると破損することがあります。硬い食べ物を噛む際はセラミック治療をした反対側の歯で噛むなど、過度な負荷をかけないようにしましょう。

スポーツの際に強く噛み締める、ボールが顔に当たるなどの衝撃でも、セラミックが破損することがあります。スポーツの際はマウスガードを装着するなど、衝撃を和らげる工夫をしてください。

丁寧にケアをする

毎日の歯磨きは丁寧に行いましょう。歯間ブラシやデンタルフロスも使用して、しっかりと汚れを除去することが大切です。歯科医院でブラッシング指導を受け、正しい磨き方を習得するとよいでしょう。

定期検診を受ける

歯科医院の定期検診を受けることも重要です。問題が起きていた場合に早期に発見できるので、問題が悪化する前に対処できるでしょう。

定期検診では、歯のクリーニングも行われます。定期的にクリーニングをすることで、ご自身では落とせない汚れをきれいに除去できるでしょう。

まとめ

銀歯を白くしたい場合は、セラミックの歯に作り替える方法があります。自費診療で入れられるセラミックは、見た目がよいだけでなく、劣化しにくい、金属アレルギーの心配がないなどのメリットがあります。

保険診療でも、セラミックとプラスチックを混ぜたCAD/CAM冠であれば、歯を白くすることが可能です。保険適用できる歯が決まっているため、歯科医院で確認しましょう。

銀歯を白くしたい方は、蓮田市にある蓮見歯科医院にお気軽にご相談ください。