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歯ぎしりの癖がある方がインビザラインで治療をする場合の注意点とは
- 2024年1月27日
- 歯ぎしりの癖がある方がインビザラインで治療をする場合の注意点とは
皆さん、こんにちは。蓮田市にある蓮見歯科医院です。
歯並びを整えたいけれど、歯ぎしりの癖も気になっているという方もいらっしゃるでしょう。
歯ぎしりと歯並びは関係しているのでしょうか? また、歯ぎしりがあると矯正治療に何か影響はあるのでしょうか? 歯ぎしりの癖があってもインビザラインができるかどうかも気になるところです。
今回は、歯ぎしりの癖があってもインビザラインはできるかどうかについて詳しく解説します。インビザラインで治療をする場合の注意点や歯ぎしりの改善方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
歯ぎしりとは?
歯ぎしりとは、上下の歯を意識的または無意識的にこすり合わせたり、強くかみしめたりすることです。歯科用語ではブラキシズムと呼ばれます。
睡眠時に起こることが多く、キリキリ、ギシギシといった音を立てるのが特徴です。歯ぎしりは歯や歯茎、顎関節などに負担をかけます。
次に紹介する歯ぎしりの種類によって、さまざまな悪影響をもたらします。
歯ぎしりの種類
歯ぎしりの代表的な種類をご紹介します。
グラインディング型
グラインディング型は、上下の歯を左右にこすり合わせる歯ぎしりです。就寝時に多くみられます。
歯を横に動かすため、歯の表面が徐々にすり減っていきます。歯の損傷が激しく、歯が折れたり欠けたりすることもあります。
クレンチング型
クレンチング型は、上下の歯を強く噛みしめる歯ぎしりです。日中の習慣として起こるケースが多いです。
力強くかみしめているので、歯同士がこすれ合う音はほとんどしません。長期間続くと、顎関節や筋肉に負担がかかります。
タッピング型
タッピング型は、上下の歯を軽く叩き合わせる歯ぎしりです。寒さで体が震える時のように、歯同士がカチカチと接触するのが特徴です。
睡眠時に音がしますが、歯へのダメージは小さめです。
ナッシング型
ナッシング型は、特定の歯の部分をこすり合わせる歯ぎしりです。数本の歯だけがすり減ることが特徴でしょう。
噛み合わせのズレが進み、顔の変形につながることがあります。
歯ぎしりの原因
歯ぎしりの原因をご紹介します。
ストレス
ストレスが蓄積すると、睡眠中に無意識のうちに歯ぎしりが起こります。ストレスによる歯ぎしりは、歯や顎への負担が大きいグラインディング型の歯ぎしりとなることが多いです。
例えば、仕事で納期に追われていたり、上司との人間関係でストレスを感じていたりすると、就寝時に歯ぎしりが起こりやすくなります。また、環境の急激な変化によるストレスも歯ぎしりの原因になります。
噛み合わせの異常
上下の歯の噛み合わせが整っていないと、歯ぎしりが起こりやすくなります。例えば、特定の歯だけが高く突き出ている場合、その歯に過剰な力がかかります。
噛み合わせの異常は、寝ている間の無意識の歯ぎしりや、食事中の歯ぎしりにつながります。矯正治療で噛み合わせを治すことで、歯ぎしりが改善することがあるでしょう。
成長期の歯並びの変化
子供の場合、成長に伴って歯並びが変化する時期に歯ぎしりが見られます。乳歯が抜けて永久歯が生えてくる間は歯並びが不安定なため、噛み合わせを整えようとして歯ぎしりが起こります。
成長期の歯ぎしりは、歯が生え揃えば自然におさまることが多いです。
スポーツ選手の癖
スポーツなどで力を入れた時に歯を食いしばることが、習慣になることがあります。
例えば、野球のバッターが打席に入ったときに集中するために歯ぎしりをしたり、重量挙げの選手が限界重量を上げる際に歯をくいしばったりするケースが挙げられます。日常生活の中でも無意識に繰り返され、就寝時にも現れると歯や顎へのダメージが蓄積していきます。
逆流性食道炎
歯ぎしりには、唾液の分泌を促す働きがあります。逆流性食道炎では胃酸が食道に逆流することで口内が酸性になります。この不快感を唾液で緩和するために、歯ぎしりが起こるのです。
歯ぎしりは歯並びに悪い影響を与える?
歯ぎしりは歯並びに悪い影響を与えます。
特に、睡眠中の歯ぎしりは、通常の咀嚼時にかかる力よりも大きな力が歯や顎にかかります。長期間力がかかり続けると、歯根の変形や歯の向きの変化が生じ、歯が傾くこともあるでしょう。
また、歯ぎしりに伴う強い力によって歯がすり減ります。歯の大きさや形が変化し、歯並びが乱れる原因になります。
歯ぎしりの強い力は、セラミックやレジンの詰め物・被せ物の損傷にもつながります。歯ぎしりによって詰め物や被せ物が外れたり、壊れたりすれば再び治療する必要が生じるでしょう。
治療せずにそのままにしておくと、今度は脆弱になった歯の部分が割れたり欠けたりして、大掛かりな治療が必要になることもあります。
歯ぎしりの癖があってもインビザラインはできる?
インビザラインができるかどうかは、歯ぎしりや食いしばりの程度によって異なります。
軽度の歯ぎしりや食いしばりであれば、インビザラインを行うことができます。重度の歯ぎしりの場合は、マウスピースに過度な負担がかかり、治療が困難になる可能性があるため推奨されていません。
歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、インビザラインを行う前に歯科医師に相談しましょう。口腔内の状態を詳しく診断して、インビザラインができるかどうかを判断してくれます。
歯ぎしりの癖がある方がインビザラインで治療をする場合の注意点
歯ぎしりの癖がある方がインビザラインで治療をする場合、マウスピースの破損に注意が必要です。インビザラインで用いる透明のマウスピースは薄さが約0.5mmで、歯ぎしりの強い力に耐えられないことがあるためです。
歯ぎしりによる強い力によってマウスピースが割れたり変形したりするリスクがあります。破損が大きい場合は、新しいマウスピースを作る必要があるでしょう。治療を一時的に中断したり、費用が余計にかかったりします。
また、歯ぎしりによって歯の移動が妨げられることもあります。強い歯ぎしりによってマウスピースを適切に装着できずにいると、予定通りに歯が移動しないのです。
歯ぎしりを改善する方法
歯ぎしりを改善する方法をご紹介します。
ナイトガードを活用する
ナイトガードは、歯ぎしり対策のためのマウスピースです。歯型にフィットしたマウスピースを夜寝る時に装着することで、上下の歯が直接接触しないようにして歯を保護します。
ナイトガードを使うことで、歯ぎしりによる歯の摩耗や欠損を防止できるでしょう。また、睡眠中の歯ぎしりの音を小さくすることができます。
かみ合わせを調整する
歯並びや噛み合わせに原因がある場合は、かみ合わせの調整が有効です。高すぎる詰め物や不適合なブリッジを修正することで、歯ぎしりの改善を期待できます。
また、より抜本的なかみ合わせの治療には、インビザラインなどの矯正治療があります。
ストレス対策をする
ストレスが原因で歯ぎしりが起きている場合は、ストレス対策が有効です。
例えば、仕事とプライベートのメリハリをつける、趣味を通じてストレス発散するなどが挙げられるでしょう。瞑想やヨガなどのリラクセーション法を取り入れるのもよいでしょう。
生活習慣・睡眠環境を見直す
就寝前のスマートフォンの使用やカフェイン摂取を控えるなど、生活習慣を見直すことは睡眠中の歯ぎしりの改善につながります。枕の高さや寝具、室温などの睡眠環境を整え、リラックスして自然な睡眠がとれる条件をつくることも効果的です。
歯科検診を受ける
自分では歯ぎしりに気づいていなくても、歯や顎に影響が出始めていることがあります。定期的に歯科検診を受けることで、歯ぎしりを早期に発見できます。
歯科医師は歯の摩耗具合やかみ合わせの状態を確認します。歯ぎしりが疑われる場合は、適切な治療と生活面でのアドバイスをしてくれるでしょう。
まとめ
歯ぎしりの癖があると、歯や歯茎に強い力が加わるため歯並びにも悪影響があります。
歯ぎしりの原因はさまざまですが、ストレスやかみ合わせといった改善が可能なものもあります。歯ぎしりの原因を見つけて対策することが大切です。
また、歯ぎしりの癖がある方がインビザラインの治療をする場合は、マウスピースを破損するリスクがあるので注意しましょう。重度の歯ぎしりの場合は、矯正治療としてインビザラインを選択できないこともあります。
歯ぎしりの癖がある方は、インビザラインの治療を始める前に歯科医師に相談しましょう。歯科医師はインビザラインが行えるかどうかを判断し、また、歯ぎしりを改善するためのアドバイスをしてくれるでしょう。
インビザライン治療に少しでも興味のある方は、蓮田市にある蓮見歯科医院にお気軽にご相談ください。