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歯医者の訪問診療とは?費用・できること・メリット・デメリットを解説
- 2024年8月24日
- 歯医者の訪問診療とは?費用・できること・メリット・デメリットを解説
皆さん、こんにちは。蓮田市にある蓮見歯科医院です。
身体や精神に何らかの問題があり、歯科医院へ通うのが困難な方もいるのではないでしょうか。近年では訪問診療が普及し、自宅で診療を受けられるようになりました。
しかし、訪問診療を利用する際の費用や診療内容、保険適用の可否など不安な点がある方もいるかもしれません。
この記事では、歯医者の訪問診療の費用や診療内容などについて詳しく解説します。歯科の訪問診療を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
歯医者の訪問診療とは
歯医者の訪問診療とは、ご自宅や介護施設などに歯科医師または歯科衛生士が訪問し、歯科診療や専門的口腔ケアを行う制度です。
対象者
歯医者の訪問診療は、通院できない全ての人が対象になるわけではありません。疾病や傷病によって、通院が難しい方に対象は限定されています。
ただし、明確な基準が設けられているわけではないため、対象になるかどうかは歯科医師が判断します。主に、高齢で歩くことが困難な方や寝たきりで通院できない方、障害で通院が難しい方に、訪問診療は利用されます。
往診との違い
通院できない方のもとを訪れて診療する方法には往診もありますが、往診と訪問診療は異なります。
訪問診療では、あらかじめ計画された治療内容を基に、歯科医師や歯科衛生士が訪れて診療などを行います。そのため、定期的かつ計画的なものといえるでしょう。
往診は突発的な事態に対処するために、患者さまのもとを訪れることを指します。日程や処置内容が計画されているわけではなく、突発的に発生した症状や病状の変化に対応するために、かかりつけ医などに依頼して自宅まで診察に来てもらうのが往診です。
歯医者の訪問診療の平均費用
歯医者の訪問診療では、治療費だけではなく訪問診療の費用も発生します。訪問する場所によって費用が異なるので注意しましょう。
また、歯科医師や歯科衛生士、ケアマネージャーの方がケアプランを作成したり、介護者に指導・助言したりする際には、居住療養管理指導費が発生します。
1割負担の方の場合、虫歯治療は1,000〜2,000円程度でしょう。抜歯は1本あたり1,000円前後、歯石除去も1回1,000円程度が目安です。入れ歯の作製は2,000円〜1万円ほどかかるのが一般的です。
治療費に加えて、訪問診療費と居住療養管理指導費がかかります。歯科医院によっては、交通費を請求されることもあるので、あらかじめ歯科医院に確認しておきましょう。
歯医者の訪問診療は保険適用となる?
訪問診療にも、保険が適用されます。訪問診療で適用される保険は、医療保険と介護保険の2種類です。
医療保険
訪問診療も、歯科医院へ通院する場合と同様に医療保険が適用されます。医療保険が適用される範囲は、治療費と訪問診療費です。
訪問診療における医療保険の負担は、通常通り69歳までが3割負担、70~74歳までが2割負担、75歳以上は1割負担です。
ただし、医療保険が適用される訪問診療のエリアは、保険医療機関から半径16kmと定められています。半径16kmを超える場合は自費治療になりますが、事情がある場合などは保険診療になるケースもあるので、歯科医院で相談してみると良いでしょう。
介護保険
要支援・要介護認定を受けている方の場合は、介護費用も適用されます。介護費用が適用される対象は居宅療養管理指導費で、負担割合は1~3割です。
ただし、歯科医院が算定する居宅療養管理指導費は、介護保険の支給限度基準額の対象にはなりません。
歯医者の訪問診療でできること
歯医者の訪問診療でできることは、診療・口腔ケア・リハビリテーションの3つに分けられます。
診療
虫歯や歯周病の治療、入れ歯の作成や調整・修理は、全て保険診療で対応可能です。
虫歯や歯周病は気付かない間に進行していることも多く、重度になっている場合は抜歯なども必要になる恐れがあるでしょう。抜歯が必要な場合は、痛みや身体の状態に配慮して治療が行われます。
また、よく噛んで健康に食事ができるように、入れ歯の作成や調整も訪問診療で行うことが可能です。通院する時と同様に、自分の口腔内の状態に合った入れ歯を作れます。
口腔ケア
口腔ケアでは、器質的口腔ケアと機能的口腔ケアの2種類のケアが行われます。
器質的口腔ケアとは、虫歯や歯周病が進行しないように口腔内を清掃することです。虫歯や歯周病は、進行してから治療するのではなく、口腔ケアをしっかり行い口腔内の清潔を維持して予防することが大切です。
機能的口腔ケアは、口腔の機能を高めるためのケアです。ブラッシング指導や口腔機能を高めるための訓練などを行います。
リハビリテーション
訪問歯科診療におけるリハビリテーションとは、食べ物を飲み込む動作の機能を回復するためのサポートを指します。飲み込む動作がうまくできないことを嚥下障害と呼び、嚥下障害があると食事に時間がかかるだけでなく、誤嚥によって肺炎を招く恐れもあるのです。
リハビリテーションでは、まず普段の食事内容からお身体の状態を把握します。さまざまな診査・検査を通じて得た情報とお身体の状態を考慮して、計画を立案します。
高齢者にとって訪問歯科でリハビリテーションを受けることは、健康に長生きするために大切といえるでしょう。
歯医者の訪問診療のメリット
歯医者の訪問診療には、どのようなメリットがあるのでしょうか。以下で、主なメリットをご紹介します。
通院の必要がない
訪問診療では歯科医師や歯科衛生士がご自宅や施設を訪問するため、通院が難しい患者さまにとってメリットが大きいでしょう。
通院できないからといって口腔トラブルを放置していると、お口の状態が悪化します。最悪の場合、歯が抜け落ちる恐れもあるでしょう。口腔トラブルによって食事が困難になると、身体全体の健康にも影響しかねません。
病気やケガ、加齢などが原因で通院できない場合でも、訪問診療を利用することによって口腔の健康を取り戻したり維持したりできます。
また、要介護の方や高齢者の方は、免疫が低下していることが多いです。通院すると不特定多数の人に接するため、感染症にかかるリスクがあります。訪問診療を選択することで、感染症にかかるリスクを下げられるでしょう。
通院しなくて良いため、介護者に付添いをお願いする必要もありません。患者さまだけではなく介護者の負担も軽減できるという点も、訪問診療のメリットと言えるでしょう。
ライフスタイルに合った診療ができる
訪問診療では、患者さまが生活している場所へ歯科医師や歯科衛生士が訪問します。そのため、食生活や口内のケア状況など、普段の生活を直接確認してもらえるでしょう。
食生活やケア方法など、ライフスタイルに合った診療や指導を行えるため、より効果的な診療が期待できます。
歯医者の訪問診療のデメリット
歯医者の訪問診療にはメリットだけではなく、デメリットもあります。デメリットについても理解しておきましょう。
通院よりも費用が高くなる
訪問診療を選択した場合、治療費の他にも訪問診療費や居住療養管理指導費などが発生します。歯科医院によっては、交通費が請求される場合もあるでしょう。
通院の場合は治療費のみの請求のため、訪問診療のほうが費用は高額になります。
訪問診療では行えない治療もある
矯正治療やインプラント治療のような画像検査が必要な治療は、訪問診療のみでは行うことができません。また、外科治療が必要になるような場合も訪問診療では対応できず、通院が必要でしょう。
訪問診療での対応が可能かどうか、あらかじめ歯科医院に問い合わせをすることが大切です。
まとめ
高齢化が進む中で訪問診療の需要は増加しており、合わせて訪問診療に対応している歯科医院も増えています。訪問診療は通院が困難な方の口腔内の健康をサポートするための制度です。
ただし、誰でも訪問診療を利用できるわけではなく、診療内容も範囲が限られています。訪問診療を利用する前に、電話などで歯科医院にお問い合わせください。
訪問歯科診療に少しでも興味のある方は、蓮田市にある蓮見歯科医院にお気軽にご相談ください。
当院では、お子様から年配の患者様まで、蓮田市にお住まいの方の様々なお口のお悩みを解決するために幅広い診療メニューをご用意しています。ホームページはこちら、ご予約・お問い合わせもお待ちしております。