インプラント・矯正／蓮田市の地域の歯医者／土曜診療／蓮見歯科医院

皆さん、こんにちは。蓮田市にある蓮見歯科医院です。

「歯を失ったときの治療法は、どれがいいのかな？」「インプラントと入れ歯って、何が違うの？」というような悩みを抱えてはいませんか。歯を失ったときの代表的な治療法は入れ歯ですが、インプラントも選択肢に加わるため、どの治療法を選択すべきか迷われている方が多いでしょう。

歯を失うと、見た目や機能面だけでなく、生活の質にも大きな影響がでるため、ご自身に合った治療法を選ぶことはとても重要です。

そこで本記事では、インプラントと入れ歯の特徴や、それぞれの治療法の違いなどについて詳しく解説します。この記事を読めば、ご自身に合った治療法を見つけるヒントが得られるはずです。ぜひ最後までご覧ください。

インプラントとは？

インプラントという言葉は、もともと体内に埋め込む人工物全般を指していました。整形外科で骨折の治療に使うボルトなどもインプラントの一種です。

インプラント治療とは、虫歯や歯周病などで歯を失った部分に、人工の歯根を埋め込んで、その上に人工の歯を取り付ける治療法のことです。インプラントは、以下の3つのパーツから成り立っています。

・インプラント体（人工の歯根）
・上部構造（人工の歯）
・アバットメント（インプラント体と上部構造をつなぐパーツ）

治療の手順としては、歯を失った部分の歯茎を切開して、インプラント体を顎の骨に埋め込みます。次に、歯の土台になるアバットメントを取り付けて、その上に人工歯を装着します。

インプラントのメリット

入れ歯と比べると、見た目が自然でしっかり噛めるようになるなどのメリットがあるため、インプラント治療を希望する人は多くいます。ここでは、インプラントのメリットについて詳しく解説します。インプラントのメリットは、以下の4つです。

自然な見た目を再現できる

インプラントの大きなメリットは自然な見た目を再現できる点です。

インプラントの人工歯にはセラミックやジルコニアといった審美性が高い素材が選択されることが多いです。そのため、天然の歯のような見た目を再現できます。口を開けたときにインプラントだと気づかれることはほとんどないでしょう。

しっかり噛めるようになる

インプラント治療では、顎の骨に人工の歯根であるインプラント体を埋め込みます。インプラント体と顎の骨がしっかり結合することでズレることなく、しっかり噛めるようになるのです。硬いものでもしっかり噛めるでしょう。歯を失う前と同じように食事を楽しめる点は大きなメリットといえます。

周囲の歯に負担がかからない

保険の部分入れ歯の場合、隣接する歯にバネをかけて固定します。そのため、隣接する歯に負担がかかります。

一方でインプラントは、顎の骨に人工の歯根を埋め込みます。独立しているため、周囲の歯に負担がかかりません。

骨が痩せるのを防げる

歯を失うと噛む力が顎の骨に伝わりにくくなります。顎の骨に刺激が伝わらなくなると、徐々に痩せていくのです。

しかし、上述のとおり、インプラント治療では顎の骨に人工の歯根を埋め込み、結合することでしっかり噛めるようになります。しっかり噛めるようになると顎の骨に刺激が伝わりやすくなるため、骨が痩せるのを防げるのです。

インプラントのデメリット

メリットが多いインプラントですが、デメリットも存在します。インプラント治療のデメリットは、以下の2つです。

治療費が高額

インプラント治療は保険が適用されません。自由診療となるため、治療費が高額です。入れ歯やブリッジといった従来の治療法と比べて、審美性に重きを置いた治療法と見なされるため、保険が適用されないのです。

ただし、次のようなケースは、インプラント治療でも保険が適用される場合があります。

・病気や事故が原因で、顎の骨を広い範囲で失った場合
・生まれつきの異常で、顎の骨の1/3以上が失われている場合

インプラント治療は治療費が高額になるため、自由診療でインプラントを選ぶのか、ほかの治療法を選ぶのかは慎重に決める必要があります。

外科手術を伴う

インプラント治療では、外科手術が必要になるという点もデメリットのひとつです。

歯茎を切開したり、顎の骨に人工の歯根を埋め込んだりするため、細菌に感染するリスクがあります。感染すると腫れや化膿、痛みなどの症状が現れるほか、顎の骨に人工歯根が結合しなくなることもあるので注意が必要です。

入れ歯とは？

入れ歯とは、失った歯を補うために使われる取り外し可能な人工の歯です。歯茎や隣接する歯を支えにして固定します。

入れ歯のメリット

入れ歯にはインプラントにはないメリットがあります。入れ歯のメリットは、以下の3つです。

顎の骨の状態や健康状態に左右されない

入れ歯は、患者さまの顎の骨の状態や、健康状態に左右されずに治療できます。外科手術や切開を伴う治療が不要なので、どのような人でも治療を受けられます。そのため、糖尿病や高血圧がコントロールできていない患者さんには、インプラントではなく入れ歯をすすめる歯科医院もあるでしょう。

費用が安い

入れ歯のなかには保険が適用されるものもあります。そのため、治療費が安いのもメリットのひとつです。

取り外してお手入れができる

入れ歯はご自身で取り外すことができます。取り外してお手入れができるため、清潔に保ちやすいです。洗浄剤の購入などで多少の維持費はかかりますが、お口の中を清潔に保てるのであれば、決して高い出費ではないでしょう。

入れ歯のデメリット

入れ歯にもデメリットは存在します。入れ歯のデメリットは、以下の2つです。

違和感を覚えやすい

入れ歯のデメリットは、インプラントと比べると違和感を覚えやすいことです。入れ歯に強い力が加わるとズレることが多々あります。ズレ方がひどいと痛みを感じることもあり、入れ歯を装着時に不快感を覚える方も少なくありません。

ズレやすいという特性から、食べられるものに制限がかかるのもデメリットといえるでしょう。

見た目の美しさに欠ける

入れ歯のデメリットとして、見た目の美しさに欠けることが挙げられます。保険の部分入れ歯は、隣の歯に金属のバネをひっかけて固定するため、口を開けたときに見える場合があります。

インプラントと入れ歯の違いとは？

自分に合った治療法を選ぶためには、費用だけでなく、長期的な視点で考えることが重要です。お手入れの手間やメンテナンスの頻度なども、日常生活に大きな影響を与えます。ここからは、インプラントと部分入れ歯の違いを比較していきましょう。

費用

歯科治療を選ぶ際、多くの方が最も気にするのは費用面ではないでしょうか。インプラント治療は保険が適用されないため、どうしても治療費が高額になります。

一方、入れ歯には保険が適用されるものもあるため、インプラントよりも治療費を抑えることが可能です。

インプラント治療の場合、デンタルローンを利用できることも多いので、うまく活用すれば、一時的な負担を軽減しながら治療を受けることができるでしょう。

噛み心地

噛み合わせの感覚や噛み心地も重要なポイントです。インプラントの場合は人工の歯根を埋め込むため、天然の歯と同じような構造になります。そのため、違和感なく自然な噛み心地を実感できるでしょう。

一方で、入れ歯の場合は、ズレることがあります。そのため、食事をしたときにズレて噛みにくいと感じることがあるでしょう。また、装着がうまくいかないと、歯が浮いたような感覚になり、違和感を覚える場合も多くあります。

お手入れ

インプラントと入れ歯では、治療後のケアの方法にも違いがあります。インプラント治療直後は特別なケアが必要ですが、顎の骨とインプラントがしっかりと結合したあとは、ほかの天然歯と同じようなケアで問題ありません。

しかし、ケアを怠るとインプラント周囲炎という、歯周病のような病気を発症する可能性があります。放置するとインプラントの脱落を招く可能性があるため、しっかりと口腔ケアを行い、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることが大切です。

一方で、入れ歯は自分で取り外してお手入れすることが可能です。市販の入れ歯洗浄剤などを使って、入れ歯を取り外して消毒や消臭を行うため、若干手間がかかる点はデメリットといえるでしょう。

ご自身に合った治療法を選ぶときのコツ

インプラント治療を希望される方は多いですが、どなたでもインプラント治療を受けられるわけではありません。ここからは、インプラントか入れ歯か、ご自身に合った治療法を選ぶときのポイントについて解説します。

インプラント治療を希望する場合

インプラントを希望する場合、全身状態と口腔内の健康が良好であることが前提です。顎の骨が不足してインプラントを埋入できない場合でも、顎の骨を増やす治療を受けることでインプラント治療が可能になるケースもあります。

ただし、顎の骨を増やす治療には感染症や移植失敗などのリスクが伴うため、これらを理解したうえで検討する必要があります。加えて、神経や血管を損傷するリスクも考慮しなければなりません。全身状態や長期的な予後に不安がある場合は、入れ歯を検討したほうがよいかもしれません。

入れ歯かインプラントで悩んでいる場合

外科手術を避けたい場合は入れ歯を検討してもよいでしょう。入れ歯はお手入れに若干手間がかかりますが、インプラント治療に比べて治療費を抑えられます。また、インプラントに問題が起こり、再治療を避けたい場合にも、入れ歯は有効な選択肢です。

歯科医師と相談しながら、ご自身に合った治療法を見つけましょう。

まとめ

本記事では、インプラントと入れ歯の特徴やメリット・デメリット、それぞれの治療法の違いについて解説しました。

インプラントも入れ歯も、それぞれにメリットとデメリットがあります。どちらか一方が一概に優れているわけではないため、ご自身のライフスタイルや口腔内の状態、将来的な見通しを考慮して、適切な治療法を選ぶことが大切です。

歯は一度失うと戻りません。歯科医師と相談しながら、ご自身に合った治療法を見つけましょう。

インプラントや入れ歯を検討されている方は、蓮田市にある蓮見歯科医院にお気軽にご相談ください。

当院では、お子様から年配の患者様まで、蓮田市にお住まいの方の様々なお口のお悩みを解決するために幅広い診療メニューをご用意しています。ホームページはこちら、ご予約・お問い合わせもお待ちしております。