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インプラント治療の費用相場はどれくらい?高額な理由も詳しく解説!
- 2023年5月7日
- インプラント治療の費用相場はどれくらい?高額な理由も詳しく解説!
皆さん、こんにちは。蓮田市にある蓮見歯科医院です。
インプラントは、歯を失った部分の骨に金属製の人工歯根を埋め込み、上部に人工歯をかぶせる治療法のことをいいます。近年、インプラントを取り扱う歯科医院が増えたため、身近に感じられる治療法といえます。
しかし、インプラント治療は高額であるため、治療を躊躇する方も多いのではないでしょうか。インプラント治療は、安全性と費用のバランスが重要です。
今回は、インプラント治療の費用相場と、費用を安く抑えるポイントをご紹介します。インプラントを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
インプラント治療の費用相場はどれくらい?
インプラント治療には、インプラント本体の費用だけでなく、検査や診断料、人工歯の費用など、多くの費用がかかります。
インプラント治療にかかる費用の種類
インプラント治療には多くの工程があるのはご存じでしょうか。それぞれの工程をご説明しながら、費用についても解説します。
治療前にかかる診察費用
インプラントは、骨に金属を埋め込むため、骨の厚さや骨密度、神経の位置などを詳しく調べることが重要です。そのあと、検査結果をもとに、インプラントのサイズの確認や骨を増やす治療が必要かどうかを判断します。
検査や診断にかかる費用は、20,000〜50,000円程度です。
インプラント埋入にかかる費用
インプラントを埋入するときにかかる費用は、インプラント本体の費用だけではありません。
インプラントの埋入時に必要な費用は、以下のとおりです。
- ・インプラント本体の費用
- ・手術費用
- ・アバットメントなどの部品の費用
- ・メスや麻酔、ガーゼなどの消耗品の費用
- インプラント本体以外にも多くの費用がかかるため、インプラントの埋入時には、150,000〜300,000円程度の費用が必要です。
仮歯の費用
金属の人工歯根を骨に埋め込んだあと、人工歯根が骨に定着するまでの期間は仮歯を装着します。仮歯の状態で骨が安定するまで待ち、仮歯で高さや形を調整することで、自分に合った人工歯を再現できます。
仮歯の費用は、5,000〜10,000円程度です。
人工歯(被せ物)の費用
金属の人工歯根の上にかぶせる人工歯には、以下の5種類があります。
- ・ジルコニア
- ・オールセラミック
- ・メタルボンド
- ・ハイブリッドセラミック
- ・金属製の被せ物
人工歯は、素材によってかかる費用に大きな差があり、50,000〜200,000円程度といわれています。
骨を増やす手術の費用
顎の骨が薄い場合、骨がインプラントを支えられないため、骨を増やす手術が必要です。具体的には、以下の方法があります。
- ・自家骨移植:顎の骨の一部を削り、インプラントを埋める部位に移植する方法
- ・GBR法(骨誘導再生法): 骨補填材とよばれる人工骨を入れて、骨を再生する方法
- ・サイナスリフト:上顎洞の底に人工骨を追加して骨を増やす方法
手術の費用は、顎の骨量やインプラントを埋める部位によって異なります。
骨を増やす手術を行った場合の費用は、50,000〜300,000円程度です。
麻酔の費用
インプラント治療に不安がある方や、広範囲にインプラント治療を行う方には、局所麻酔以外の麻酔の使用が可能です。局部麻酔以外の麻酔には、笑気吸入鎮静法や静脈内鎮静法がありますが、設備が整っていない歯科医院も存在します。手術に対する恐怖心が強い方は、事前カウンセリングで麻酔の方法を確認するとよいでしょう。
麻酔にかかる費用は、笑気吸入鎮静法の場合10,000〜15,000円程度、静脈内鎮静法の場合50,000〜60,000円程度です。
インプラント1本あたりの費用相場
以下、インプラント1本あたりの費用の目安をまとめました。
<インプラント1本あたりの費用相場>
治療内容 | 費用 |
---|---|
検査や診断 | 20,000〜50,000円程度 |
インプラントの埋入 | 150,000〜300,000円程度 |
仮歯 | 5,000〜10,000円程度 |
人工歯(被せ物) | 50,000〜200,000円程度 |
合計 | 350,000〜500,000円程度 |
上記の表には、骨を増やす手術の費用や局部麻酔以外の麻酔の費用は含まれていません。また、インプラント治療は自由診療なので、歯科医院によって費用が大きく異なります。
費用について詳しく知りたい方は、歯科医院に確認しましょう。
上下の顎のどちらか全体をインプラントにした場合の費用相場
すべての歯がない場合には「オールオン4」というインプラント治療が可能です。
オールオン4は、上あるいは下の顎に4本のインプラントを埋め込み、全体を連結した人工歯を取り付ける方法です。インプラントの本数が少ないため、手術による負担や費用を抑えられます。
ただし、顎の状態によってはインプラントが6本必要になるケースがあります。詳しくは歯科医院に相談しましょう。
オールオン4の費用の目安は、以下のとおりです。
<オールオン4の費用相場>
治療内容 | 費用 |
---|---|
検査や診断 | 20,000〜50,000円程度 |
インプラントの埋入 | 1,500,000〜1,800,000円程度 |
人工歯(被せ物) | 600,000〜1,500,000円程度 |
合計 | 2,000,000〜3,500,000円程度 |
インプラントを1本ずつ片顎全体に埋入すると、12本のインプラントの埋入が必要なため非常に高額になりますが、オールオン4の場合、2,000,000〜3,500,000円程度に抑えられます。
ただし、顎の骨が少ない方や、全身状態によっては、オールオン4を受けられないこともあるため、注意が必要です。また、骨を増やす手術が必要な場合は、別途費用がかかります。
オールオン4は、通常のインプラントに比べて、高い技術や専門的な知識が求められる治療です。オールオン4を検討する方は、治療を受ける歯科医院をしっかり調べることが大切です。
歯を失った場合のほかの治療法と費用を比較!
歯を失った場合の治療法には、インプラントのほかに、入れ歯やブリッジがあります。入れ歯やブリッジは保険が適用されるため、インプラントよりも治療費を抑えられることが多いです。
以下、インプラント・入れ歯・ブリッジの治療にかかる費用を比較しました。
<インプラント・入れ歯・ブリッジの治療にかかる費用>
治療内容 | 費用 |
---|---|
インプラント | 1本あたり:350,000〜500,000円程度 |
入れ歯 | <保険適用で3割負担の場合> 1本欠損の場合:1,500〜5,000円程度 総入れ歯の場合:10,000円〜20,000円程度 ※初診料や型取り、レントゲン代などの費用が別途必要 |
ブリッジ | <保険適用で3割負担の場合> 1本欠損の場合:15,000〜30,000円程度 ※初診料や型取り、レントゲン代などの費用が別途必要 |
入れ歯やブリッジは、保険が適用される素材以外に、高品質な素材であるシリコンやセラミックを使って作製できます。
ただし、高品質の素材は自由診療になるため、費用が高額です。
また、作製する歯科医院によって費用や仕上がりに差が出るため、自費で作製する場合は専門知識のある歯科医院を選ぶことが大切です。
インプラント治療は保険適用・医療費控除の対象になる?
インプラント治療は保険が適用されるのかどうか、気になる方も多いでしょう。保険が適用される条件や、医療費控除についてご説明します。
インプラント治療は基本的には保険が適用されない
インプラント治療は、基本的に保険が適用されないため、治療費は全額自己負担です。また、生命保険の手術給付金や先進医療給付金についても対象外となっています。
一定の条件を満たした場合のみ、保険が適用される
保険適用外となるインプラント治療ですが、一定の条件を満たしている場合、保険が適用されることがあります。
保険が適用される条件は、以下のとおりです。
- ・腫瘍や外傷により、顎の骨を連続して3分の1程度以上失っている症例
- ・外胚葉異形成症等または唇顎口蓋裂等の先天性疾患であり、顎堤形成不全である症例
- ・外胚葉異形成症等の先天性疾患であり、連続した3分の1顎程度以上の多数歯欠損である症例
- ・6歯以上の先天性部分(性)無歯症または3歯以上の前歯永久歯萌出不全(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る)であり、連続した3分の1程度以上の多数歯欠損(歯科矯正後の状態を含む)である症例
引用元:広範囲顎骨支持型装置および広範囲顎骨支持型補綴の保険適用について
また、保険適用でインプラント治療をするためには、治療を行う病院が施設基準を満たしていなければいけません。かかりつけの歯科医院が対応しているかどうか気になる方は、電話で問い合わせるとよいでしょう。
インプラント治療が保険適用されるための条件は厳しく定められているため、虫歯や歯周病で歯を失った多くのケースでは保険が適用されません。
インプラントは医療費控除の対象になる
インプラントは、医療費控除の対象です。医療費控除を受けるには、確定申告で申請する必要があります。
歯科医院に治療費を全額支払ったあと、確定申告で医療費控除を申請することで、還付金として支払った税金の一部が返ってきます。インプラント治療にかかった費用以外にも、通院のための交通費なども医療費控除の対象です。
詳しくは、国税庁のサイトをご確認ください。
なぜインプラント治療は高額?
インプラント治療が高額な理由について、詳しく解説します。
インプラント本体の費用が高額
インプラントの骨に埋め込む部分は、アレルギーのリスクが低いチタンでできています。人体になじみやすく、毎食時に咬合力が加わっても壊れにくい構造ですが、素材の特性上、費用が高額になります。
最近では、安価で粗悪な素材で作られたインプラントが市場に出回っており、安全性に問題があるケースもあります。治療する歯科医院を選ぶ際は、インプラントのメーカーや素材についても確認するとよいでしょう。
外科手術が必要
インプラント治療は、歯を削って被せ物をする歯科治療とは異なり、歯茎を切開し、骨に金属の人工歯根を埋め込む外科手術です。そのため、手術当日や事前準備など、歯科医師やそのほかのスタッフの労力が大きいため、治療費用が高額になります。
設備投資に費用がかかる
インプラントを埋入するためには、埋める位置や角度を正確に診断する必要があります。CTスキャンなどを導入し、最新の設備を整える必要があるため、費用が高額になります。
また、全身状態や骨の状態についても検査や情報管理が必要なため、設備投資に費用がかかります。
新しい技術を習得する必要がある
使用するインプラントのメーカーによって手術方法が変わるため、歯科医師は常に新しい技術や知識を身につける必要があります。新しい技術を習得することで、安全で成功率の高いインプラント手術が可能になるのです。
インプラントの学会や勉強会の参加費は高額なため、インプラントの治療費も高額になるといえるでしょう。
感染予防の徹底が必要
インプラント治療では、骨に穴をあけるドリルやメスは使い捨てにするなど、感染予防に徹底的に取り組んでいます。滅菌に必要な器具や消耗品が多く必要なことも、インプラント治療が高額になる理由といえるでしょう。
インプラント治療の費用を安く抑えることはできる?
インプラント治療は高額ですが、できるだけ費用を安くしたいと考える方が多いでしょう。
以下、費用の負担を軽減させる方法について解説します。
医療費控除を利用する
確定申告で医療費控除を申請することで、還付金を受け取れます。
インプラントの費用は高額なため、還付金の額も多いです。インプラントの費用を安く抑えるためにも、医療費控除は忘れずに申請しましょう。
人工歯のコストを抑える
インプラント治療の費用を抑えるには、人工歯のコストを抑えることが有効です。ハイブリッドセラミックや金属製の人工歯は、比較的安価な素材で作られており、インプラント治療にかかる費用を削減できます。
しかし、素材によっては耐久性や見た目においてデメリットがあります。それぞれの素材のメリットやデメリットをよく確認したうえで、自分に適した人工歯を選ぶことが大切です。
総額を計算する
インプラントは自費診療なので、歯科医院によって費用の内訳が異なります。
記載されている費用だけでなく、診断費や人工歯、仮歯にかかる費用についても、すべて考慮して比較しましょう。
インプラントを長持ちさせる
インプラントを長持ちさせるためのポイントは、以下のとおりです。
- ・経験豊富で誠実な歯科医院を選ぶ
- ・インプラントの保証期間を確認する
- ・セルフケアを念入りに行う
- ・メンテナンスを怠らない
インプラントの治療費用を安く抑えることも大切ですが、数年でトラブルが起こり再治療になってしまうと、追加で費用がかかります。インプラントをできるだけ長持ちさせることが、コストパフォーマンスを上げることにつながります。
まとめ
今回は、インプラントの費用について、入れ歯やブリッジと比較しながら解説しました。
インプラント治療は、歯科医院によって素材の種類や設備が異なるため、費用以外に安全性などにも注意する必要があります。費用を抑えるには、医療費控除の活用が有効です。インプラント治療について十分に理解し、自分に合った治療法を選びましょう。
インプラントに少しでも興味のある方は、蓮田市にある蓮見歯科医院にお気軽にご相談ください。