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放置してはいけない?インビザラインのマウスピースが浮く原因とリスク
- 2024年2月17日
- 放置してはいけない?インビザラインのマウスピースが浮く原因とリスク
皆さん、こんにちは。蓮田市にある蓮見歯科医院です。
インビザライン矯正はマウスピースを使った矯正方法です。ワイヤー矯正のように歯の表面に装置を取り付けるわけでないので、好きな時に自分でつけ外しが可能です。
便利な一面もある一方で、インビザライン矯正中に「マウスピースが歯から浮いている」と感じることがあるかもしれません。自分で管理しなければいけないインビザライン矯正では、このようなトラブルに正しく対応することが大切です。
今回は、インビザライン矯正中にマウスピースが浮く原因と、その対処法について解説していきます。
目次
インビザラインとは?
インビザライン矯正は、透明なマウスピースを1〜2週間ごとに交換し、徐々に歯を動かす方法です。ワイヤー矯正に比べ装置が目立ちにくいため、周囲に歯列矯正をしていることに気づかれたくないという人でもチャレンジしやすい治療でしょう。
多くのブランドからマウスピース矯正が提供されていますが、インビザライン矯正の特徴は専用のソフトウェアを使用して治療を進めていくことです。3Dシミュレーションを用いるため、事前にどのように歯が変化するのか過程を確認できます。
デジタル技術を用いるので、従来行っていた模型を使用する方法と比べて治療計画を立てやすいという特徴があります。
また、マウスピース製作時にも、デジタル技術が活用されています。従来の矯正方法ではシリコン剤を口の中に入れて歯型をとることでマウスピースを製作していました。
しかし、インビザライン矯正では3Dスキャナで撮影するだけで、治療に使用するすべてのマウスピースを制作することが可能です。シリコン剤を口内入れる必要がないので、患者様の負担を軽減できます。
インビザラインのマウスピースが浮くのはどうして?
インビザラインのマウスピースが浮く原因は、以下のとおりです。
- マウスピースを交換したばかりで馴染んでいない
- マウスピースが変形・破損している
- 装着時間が足りていない
- 装着方法が適切ではない
それぞれ詳しく確認しましょう。
マウスピースを交換したばかりで馴染んでいない
インビザラインでは、形の異なるマウスピースを1〜2週間に一度交換することで段階的に歯を動かしていきます。交換したばかりのタイミングでは、歯列と新しいマウスピースの形状が合っておらず浮いていると感じることがあります。
交換してから数日経てば、徐々に歯に馴染んで落ち着くことが多いです。
マウスピースが変形・破損している
マウスピースが変形・破損していることも、歯から浮く原因になります。マウスピースは柔らかい素材でできているため、つけ外しの時に強い力がかかったり、熱を加えたりすることで変形・破損する恐れがあります。
装着時間が足りていない
インビザラインは1日に20〜22時間マウスピースを装着しなければなりません。装着時間が短いと計画通り歯が動かず、歯列とマウスピースに大きなズレが生じる原因になります。その結果、マウスピースが歯から浮いてしまいます。
装着方法が適切ではない
マウスピースが正しく装着できていないことが原因で、浮いていると感じることもあります。マウスピースの装着時にアライナーチューイーと呼ばれる、マウスピースをしっかり歯にフィットさせるための器具を使用していないことも浮く原因になります。
マウスピースが浮いた状態のまま装着するリスク
マウスピースが浮いたまま装着するとさまざまなリスクがあります。浮いた状態のまま装着を続けてはいけない理由は、以下のとおりです。
- 歯が動かない
- 歯並びが悪化する
- 口内を傷つける
それぞれ確認しましょう。
歯が動かない
マウスピースが浮いている状態では、歯に適切な力がかかりません。事前にシミュレーションした計画通りに歯が動かない恐れがあります。
歯に合っていないまま使用を続けても、正しい位置に歯が動かないので治療期間が延びる可能性も考えられます。
歯並びが悪化する
マウスピースが浮いたまま長期間使用すると、それまでに移動した歯が元の位置に戻ろうとする後戻りが起こる可能性があります。後戻りは全ての矯正方法で起こる可能性のある現象で、通常、矯正装置で歯を動かした後はリテーナーを使って後戻りを防ぎます。
しかし、マウスピースが浮いたまま使用を続けると、適切な矯正力が加わらないことで歯が徐々に元の位置に戻ることがあるのです。
口内を傷つける
マウスピースが歯列にフィットしていないと、口の中でマウスピースがパカパカと動いて縁が口内を傷つける恐れがあります。口内炎ができたりひどい痛みがあったりする時は、インビザライン治療を中断しなければならないでしょう。
インビザラインのマウスピースが浮くときの対処法
マウスピースが浮く時の対処方法を確認していきましょう。
- 歯科医師に相談する
- 装着時間を守る
- アライナーチューイーを使用する
一つひとつ確認していきます。
歯科医師に相談する
浮くマウスピースを自己判断で使用し続けたり、使用を中断したりすると、治療計画が崩れる恐れがあります。マウスピースに異変を感じたら、まずは歯科クリニックで相談しましょう。
浮いている原因は患者様ではわからないことも多いです。プロに見てもらい、正しい対処法を教えてもらいましょう。
装着時間を守る
1日20〜22時間の装着時間を守れておらずマウスピースが浮く場合は、装着時間を見直しましょう。自分では装着時間を守れていると思っていても、頻繁につけ外しをしていて20時間以下になっているケースも少なくありません。
装着時間を守ってもマウスピースが浮く場合は、それ以外の原因が考えられます。
アライナーチューイーを使用する
アライナーチューイーを使用するとマウスピースをしっかり歯と密着させられます。特に、マウスピースを新しいものに交換したばかりだと浮きやすいので、アライナーチューイーを使用しましょう。
インビザライン矯正中に注意したいこと
チューイーを使用したり、装着時間を見直したりしても、マウスピースの浮きが改善されないこともあります。マウスピースが歯の形に合わなくなっている可能性があるでしょう。
大幅に治療計画がずれてしまうと、マウスピースを作り直さなければいけなかったり、治療が一からやり直しになったりすることもあります。このようなトラブルを避けるために、インビザライン治療中に注意したいことを確認しておきましょう。
- 自分で修理しない
- お湯を使用しない
- 装着方法を事前に確認する
それぞれ解説します。
自分で修理しない
マウスピースが破損した時は、自分で接着剤などを使って修理することはやめましょう。マウスピースは、歯の形や動きに合わせて緻密に作られています。プロ以外が修理すると、歯の動きに良くない影響が出てしまう可能性があります。
自己判断せず、マウスピースが破損した時はまずは歯科医師へ連絡しましょう。どのように対応するべきか相談してください。
お湯を使用しない
マウスピースは毎日洗浄する必要があります。柔らかい素材でできているため、お湯を使って洗うと変形する恐れがあります。マウスピースが変形すると作り直さなければいけないため、ケア方法には十分注意してください。
装着方法を事前に確認する
マウスピースには正しい装着方法があります。最初に歯科クリニックで装着の仕方を教えてもらえるので、それに従うようにしましょう。
指を使わずに歯で噛んで奥まで押し込んだり、無理やり強い力で外したりすると、マウスピースの破損の原因になります。どうしてもうまく着けられない、不安があるという場合は、歯科医師に相談してみてください。
まとめ
インビザライン矯正中にマウスピースが浮くというトラブルは頻繁に起こります。正しく対処すれば治療期間が延びたりすることはないでしょう。美しい歯並びのために正しい方法で対応してください。
インビザライン矯正に少しでも興味のある方は、蓮田市にある蓮見歯科医院にお気軽にご相談ください。