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インビザラインを清潔に保つ | インビザラインのお手入れ方法を解説
- 2023年1月18日
- インビザラインを清潔に保つ | インビザラインのお手入れ方法を解説
皆さん、こんにちは。蓮田市にある蓮見歯科医院です。
インビザラインは取り外し可能な矯正器具です。日々のお手入れが非常に重要で、お手入れが不十分の場合、破損や虫歯などのリスクが高くなります。
この記事では、インビザラインをお手入れする際に注意すべき点やインビザラインの管理方法について解説します。
目次
インビザラインの外し方
インビザラインの外し方は以下のとおりです。
- ①左右どちらかの奥歯の内側に指先をひっかける
- ②マウスピースを浮かし、同様に反対側も外す
- ③浮かしたマウスピースを両手で持ち、少しずつ前歯側を外していく
インビザラインは歯に密着しているため、つまむだけでは外せません。奥歯側、前歯側の順に外すと簡単に取り外すことができます。インビザラインは弾力性がありますが、ひねったり力ずくで取り外そうとすると破損する場合があります。また、歯の表面に装着したアタッチメントも外れる可能性があるので、必ず両手で持ち、丁寧に取り外しましょう。
爪が極端に短い、または長い場合は、マウスピースと歯の間に爪をひっかけることが難しいかもしれません。このような方は「アライナーリムーバー」と呼ばれる専用の器具を使うといいでしょう。先端がフックになっているので、マウスピースと歯の間にひっかけてマウスピースを浮かすことができます。歯科医院で販売している場合もありますが、なければインターネットでも300〜1,000円程度で購入可能です。
インビザラインのお手入れ方法
インビザラインのお手入れ方法は「マウスピースを外すたびに水で洗い流すこと」です。マウスピースにも歯垢は付着するので、インビザラインを外すたびに必ず洗いましょう。マウスピースを外して洗わずにそのまま放置すると、唾液が石灰化して白くなったり、においが発生したりします。歯に食べかすがついたままインビザラインを装着すると、マウスピース内で細菌が繁殖するため、食事後に取り付ける際は歯磨きも忘れずに行いましょう。
なお、洗浄時はお湯ではなく水を使用し、手指で軽くこすりながら流水で洗い流します。歯ブラシで磨いても構いませんが、必ずやわらかめの歯ブラシを使用しましょう。かための歯ブラシを使用したり、力強く磨いたりすると、マウスピースに傷をつけることになります。誤ってインビザラインを装着したまま食事をしてしまい、マウスピースの汚れが気になる場合は専用の洗浄剤を使用することも可能です。
ただし、劣化を防ぐために洗浄剤の使用は週に1〜2回程度にとどめておきましょう。洗浄剤に浸してすすぐだけのものや、泡をマウスピースに拭きかけて1分間待つだけで洗浄が終わるタイプもあります。中性洗剤を水に薄めて使用しても構いません。
インビザラインをお手入れする際の注意点
インビザラインをお手入れするうえで、注意しなければいけないことがいくつかあります。マウスピースが不衛生になってしまったり破損してしまうことを防ぐために、必ず守るようにしてください。
お湯を使わない
インビザラインを洗浄する際は、必ず水を使用しましょう。「煮沸消毒」という言葉があり、お湯に浸せば消毒ができると思う方もいるかもしれませんが、マウスピースにお湯は厳禁です。マウスピースの素材により、お湯を使用すると変形する可能性があるからです。
歯磨き粉を使わない
専用の洗浄剤を除いて、インビザラインのお手入れは水のみで洗い流しましょう。ほとんどの歯磨き粉には研磨剤が含まれており、研磨剤の粒子はマウスピースに細かな傷を作る原因になります。傷ができると汚れが溜まりやすくなるため、マウスピースを衛生に保てません。
洗浄後は乾燥させる
洗浄後はティッシュやタオルで水気を取るか、マウスピースが乾燥するまでケースの蓋を開けて保管しましょう。濡れている状態のマウスピースをケースで密封すると、細菌が増殖します。最悪の場合、カビが発生することもあるので、必ず乾燥させましょう。
入れ歯洗浄剤は使用しない
洗浄剤を使用してインビザラインを消毒する際は、必ずマウスピース専用の洗浄剤を使用しましょう。マウスピースと入れ歯の素材は異なるため、入れ歯洗浄剤を使用すると変形や劣化につながります。
インビザライン装着中は喫煙や色の濃い飲み物の摂取は避ける
インビザライン装着中は、可能な限り水以外の摂取を避けましょう。タバコに含まれるヤニや色の濃い飲み物は、マウスピースが変色する原因になります。マウスピースが黄ばんでしまうと装置が目立ってしまい、インビザラインのメリットが失われてしまいます。また、ジュースなど糖分が含まれている飲み物を摂取すると、歯とマウスピースの間に滞留し虫歯を引き起こす可能性があります。
喫煙は、変色以外にも血流を低下させるため、歯茎の代謝が低下します。歯茎の状態が悪いと、思い通りに治療を進めることができないため、インビザライン治療中は禁煙を心がけましょう。
食事後は歯磨きをする
食事のあとはマウスピースだけでなく、歯ブラシやデンタルフロスを使って歯磨きも行うようにしましょう。食事後は口内が酸性になり、細菌が繁殖しやすくなります。唾液は食事後の口内を中和させ、歯の再石灰化を促す作用がありますが、マウスピースを装着していると歯は唾液に触れることが難しくなります。歯が酸性にさらされ続けると、歯の表面にあるエナメル質が溶かされ「酸蝕歯(さんしょくし)」の原因になり、知覚過敏を引き起こす可能性が高いです。
唾液は口内の健康を保つために重要な役割を担っていますが、マウスピース装着中は十分な効果が得られません。装着前に歯をきれいにすることで虫歯や酸蝕歯の予防ができます。
インビザラインの保管方法
インビザラインは歯科医院からもらった専用のケースに保管しましょう。インビザラインの薄さはわずか0.5mmしかなく、変形しやすい素材で作られています。万が一、破損や紛失してしまうと、再作成が必要になるため注意しましょう。マウスピースの作成には1か月程度かかるため、結果的に治療期間が延びてしまいます。
また、インビザラインは1〜2週間ほどで新しいマウスピースに交換していくので、誤って古いマウスピースを使用してしまうと治療が計画的に進みません。破損や紛失の危険性を減らすために、以下の2点を徹底しましょう。
- ・マウスピースは必ず専用のケースに入れて保管する
- ・使用済みのマウスピースは別のケースや袋で分ける、または破棄する
マウスピースを外した際、ケースに入れずどこかに置いたままにすると、誤って落としたり、気付かず上から物を置いてしまったりなど、さまざまなリスクが想定されます。また、外出中にティッシュなどに包んでそのままバッグやポケットに入れると、マウスピースの破損や紛失につながります。
なお、古いマウスピースは再び使用することはありません。インビザラインを新しいものに交換したら、古いマウスピースを破棄することでミスを防ぐことができるでしょう。
まとめ
インビザラインは1日20〜22時間以上の装着が必要です。食事と歯磨きのとき以外はほぼ装着し、同じマウスピースを1〜2週間使い続けるため、不衛生になりやすいです。マウスピースのお手入れが不十分だと、破損や虫歯などのリスクが高まり、予定通りに治療が進まない場合があります。インビザラインは目立たず取り外しができるなどメリットが多い反面、自己管理が重要な治療法です。日々のお手入れを習慣化し、治療効果を最大限に引き出しましょう。
インビザラインについてご不明点がある方は、蓮田市にある蓮見歯科医院にお気軽にご相談ください。