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インビザライン矯正中に噛み合わせに違和感をおぼえる原因と対処法
- 2024年7月6日
- インビザライン矯正中に噛み合わせに違和感をおぼえる原因と対処法
皆さん、こんにちは。蓮田市にある蓮見歯科医院です。
「インビザライン矯正中に噛み合わせに違和感をおぼえた」という口コミを目にして、不安に思っている方もいるのではないでしょうか。歯並びが改善しても、噛み合わせが悪くなっては意味がないと思う方が多いでしょう。
インビザライン矯正では、歯が動く過程で一時的に噛み合わせに違和感をおぼえる方が少なくありません。この場合は、治療完了とともに違和感は解消されるケースが多いです。
しかし、マウスピースの使い方によっては、噛み合わせが悪化する恐れもあります。
今回は、インビザラインで噛み合わせの治療ができるのか、噛み合わせに違和感があった時の原因や対処法などについてくわしく解説します。
目次
正しい噛み合わせとは?
正しい噛み合わせは、以下の条件が揃っている状態を指します。
・顎に痛みがない
・噛んだ時に上の前歯が下の前歯よりも外側にある
・上下の前歯の中心が揃っている
・前歯が上下左右対称である
・上下の歯の間に大きな隙間がない
・左右の奥歯がバランスよく噛み合っている
一見歯並びがよくても、顎関節の痛みや、口が開きにくいなどの症状があれば噛み合わせが悪い可能性があります。噛み合わせが悪い状態が続くと、咀嚼に偏りが出て一部の歯や消化器官に負担がかかるかもしれません。
頭痛や肩こりなど、全身の健康に影響を与えることもあります。
歯列矯正が必要な噛み合わせ
一言に噛み合わせが悪いと言っても、悪い噛み合わせの状態にはいくつか種類があります。悪い噛み合わせをまとめて不正咬合と呼びますが、代表的な不正咬合は以下の通りです。
<悪い噛み合わせの種類>
悪い噛み合わせの種類 |
状態 |
---|---|
上顎前突 |
・上の歯や上顎全体が前に突き出している |
反対咬合 |
・下の前歯や下顎が上の歯よりも前方に突き出している |
叢生(そうせい) |
・歯列に凹凸や重なりがある |
開咬 |
・奥歯しか噛み合わず、上下の前歯に隙間ができる状態 |
過蓋咬合 |
・上下の歯の噛み合わせが深すぎる状態 |
空隙歯列 |
・歯と歯の間に隙間ができる状態 |
インビザラインでは噛み合わせも治療できる?
インビザラインには、奥歯を含む全ての歯を動かす全体(全顎)矯正と、一部分のみを治療対象とした部分矯正があります。歯並びの状態に合わせていくつかプランがありますが、全体矯正であれば噛み合わせの治療もできる可能性が高いでしょう。
部分矯正では前歯だけしか移動させることができないため、噛み合わせの改善はできないケースが多いです。
インビザライン矯正中に噛み合わせに違和感をおぼえる原因
なかには、インビザライン矯正中に噛み合わせに違和感をおぼえる方がいます。どのような原因が考えられるのでしょうか。
・歯が動く過程で噛み合わせが変化している
・マウスピースの装着時間が足りない
・マウスピースが変形・破損している
・正しく装着できていない
それぞれくわしく解説していきます。
歯が動く過程で噛み合わせが変化している
マウスピースによって歯を移動させると、噛み合わせも同時に変化します。歯を理想の位置まで動かしている途中で、一時的に噛み合わせが悪くなったと感じることがあるのです。
マウスピースを装着している時は、上下のマウスピースの厚みによって歯がしっかり噛み合わないので、噛み合わせに違和感をおぼえにくいです。
しかし、マウスピースを外して食事をするときなどに、これまでとは噛み心地が違うと感じるかもしれません。すべての矯正治療で起こる現象で、治療完了後には違和感がなくなるのが一般的です。
マウスピースの装着時間が足りない
インビザライン矯正ではご自身でマウスピースの着脱が可能で、1日20〜22時間マウスピースを装着することが推奨されています。装着時間が足りない日が多くあったり、装着しない日があったりすると計画通りに歯が移動せず、噛み合わせが悪くなることがあります。
マウスピースが変形・破損している
マウスピースが変形したり破損したりしている状態で使用すると、歯に正しい力をかけることができなくなり、治療計画とは異なる位置に歯が移動する恐れがあります。その結果、噛み合わせに違和感をおぼえる場合があるでしょう。
マウスピースは0.5mmと薄いため、使い方によっては破損することがあります。歯ぎしり食いしばりの癖があること、マウスピースをつけたまま食事をすること、強い力をかけてマウスピースを外すことなどは、マウスピースが破損する原因になります。
また、マウスピースをお湯で洗ったり、温かいものの近くにマウスピースを放置したりすると、変形につながる恐れがあります。
正しく装着できていない
マウスピースが正しく装着できておらず、浮いたまま使用していると歯に正しい矯正力が伝わりません。歯が正しい位置に動かないことで治療計画に誤差が生じ、噛み合わせも悪くなったと感じることがあります。
インビザライン矯正中に噛み合わせに違和感をおぼえたら
インビザライン矯正中に、噛み合わせに違和感をおぼえたら以下のように対応してください。
・歯科医師に相談する
・マウスピースの装着時間を見直す
・マウスピースに問題がないかチェックする
・正しく装着する
一つずつ解説していきます。
歯科医師に相談する
噛み合わせに違和感をおぼえたら、まずは歯科医師に相談しましょう。噛み合わせが悪くなっている原因をご自身で特定することは難しいですが、何か問題が起こっている場合は早めに対処する必要があるからです。
治療が計画通りに進んでおり、治療過程で生じる一時的な噛み合わせの変化であればそのまま治療を続けても問題はありません。マウスピースが変形・破損している場合は、修理や作り直しが必要になったり、使い方を見直したりしなければいけないこともあります。
マウスピースの装着時間を見直す
歯科医師から指示があった装着時間を守れているか確認してください。インビザライン矯正におけるマウスピースの装着時間は、1日20〜22時間です。食事と歯磨きの時以外は、基本的に装着したまま過ごさなければなりません。
自分では装着時間が足りていると思っていても、見直すと20時間未満の日が続いていることもあります。1日に何度も着脱を繰り返していたり、外食が多く食後すぐにマウスピースを装着できなかったりすると、装着時間を守れないでしょう。
装着時間が足りないと、噛み合わせに違和感をおぼえる以外にもマウスピースが合わなくなってくることもあります。治療計画を立て直さなければいけないこともあるので、歯科医師に相談するようにしてください。
マウスピースに問題がないかチェックする
マウスピースに破損や変形が見られないかチェックしましょう。問題があるマウスピースをそのまま使い続けると、噛み合わせに影響を与えたり口の中を傷つけたりする恐れがあります。
破損・変形している場合は、マウスピースを修理または作り直さなければいけません。速やかに歯科医師に相談してください。マウスピースの交換時期が近ければ、次のマウスピースに移るように指示があるかもしれません。
自分で勝手に修理したり、自己判断でマウスピースを戻したりすることは避けてください。
正しく装着する
マウスピースはしっかり歯に密着させることで、正しい矯正力を発揮します。マウスピースが浮いているときは、チューイーを使用して歯への密着力を高めることで、適切に力をかけられるようになります。
チューイーとはロール状のチューブのことで、歯科クリニックなどで販売されています。マウスピースを上下に装着した後、前歯からチューイーを噛んでマウスピースをしっかりはめこみます。
まとめ
インビザラインは歯並び以外にも、噛み合わせの改善も期待できる矯正方法です。インビザラインでの矯正治療中、歯が移動する過程で一時的に噛み合わせが悪くなったと感じることがあります。この場合、治療完了とともに違和感は解消されるでしょう。
しかし、マウスピースの装着時間が足りなかったり、マウスピースが破損・変形していたり、正しく装着できていなかったりする場合には、注意が必要です。歯に正しく力をかけられず、噛み合わせが悪くなっている可能性があります。
いずれにしても、噛み合わせに違和感をおぼえる原因はまずは歯科医師に相談してください。ご自身で特定して対処するのは難しいので、専門家と相談しながら治療を進めましょう。
インビザライン矯正に少しでも興味のある方は、蓮田市にある蓮見歯科医院にお気軽にご相談ください。