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【審美歯科】ラミネートベニアとは?メリットや治療の流れ費用など詳しく解説!
- 2022年12月21日
- 【審美歯科】ラミネートベニアとは?メリットや治療の流れ費用など詳しく解説!
皆さん、こんにちは。蓮田市にある蓮見歯科医院です。
「前歯の歯並びが気になる」「歯の形や色が気になる部分がある」このようなお悩みを抱えてはいませんか。特に、前歯にコンプレックスがある場合、人前で大きな口を開けることに抵抗を感じる方も少なくありません。「コンプレックスから解放されて人前で話すことに自信を持ちたい」と思う方は多いと思います。
ラミネートベニアは、前歯の歯並びや歯の形・色を短期間で変えることができるコンプレックス解消におすすめの治療法です。そこで今回は、ラミネートベニアの概要とメリット・デメリット、治療の流れなどを解説します。歯並びや歯の形・色でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ラミネートベニアとは?
ラミネートベニアは、審美歯科でおこなわれる治療法の1つです。歯の表面(エナメル質)を0.3〜0.5㎜削り、板のようなセラミックの薄い材料を歯に貼り付けます。付け爪をイメージするとわかりやすいでしょう。ラミネートベニアは「前歯の歯並びや歯の色や形にコンプレックスがあり改善したい」と考えている方に適応される治療法です。
審美歯科でおこなわれるセラミック矯正などの被せ物を用いた治療法は歯を大きく削る必要があるため、リスクが高いデメリットがあります。一方、ラミネートベニアは、歯を削る量が少なく歯の神経に影響を与える可能性が低いため、リスクが少ない治療法といえるでしょう。
ラミネートベニアのメリット・デメリット
ラミネートベニア治療にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。治療法を選択する際には、後悔がないように事前にメリット・デメリットを理解したうえで判断することをおすすめします。
ラミネートベニアのメリット
ラミネートベニアのメリットは、3つあります。
- ・審美性が高い
- ・治療期間が短い
- ・歯を削る量が少ない
以下に解説していきます。
審美性が高い
ラミネートベニアに使用する素材はセラミックを使用する場合が多いです。セラミックは、天然歯に近い透明感と耐久性をもっています。経年劣化も少なく、保険治療で使用されるプラスチックのような変色や擦り減りはほとんどみられません。また、金属を使用しないので銀歯を入れた際、経年劣化で生じる歯茎の変色(ブラックマージン)も回避することが可能です。
ラミネートベニアは審美性に優れているので、周囲に治療していることを気が付かれにくいメリットがあります。
治療期間が短い
歯列矯正は歯並びを整えたい場合に選択されるもっともポピュラーな治療法です。
しかし、治療期間が長く半年〜2年ほどかかります。歯並びをすぐにでも整えたい方にとって大きなデメリットとなるでしょう。
一方、ラミネートベニアは、歯の表面を削りセラミックを貼り付ける治療法なので、治療期間が短く通院回数も少なく済みます。短期間に理想の口元にしたい・少ない通院回数で治療を完了させたい方にとって大きなメリットとなるでしょう。
歯を削る量が少ない
ラミネートベニアは、歯を削る量が少ないので被せ物を被せる治療法と比較して負担が少なく済みます。被せ物を被せる治療法は、歯を大きく削るので神経の処置が必要になる可能性があるでしょう。神経がない歯は栄養を十分にとれないので、枯れ木のようにもろく欠けやすくなります。
歯を大きく削ることは、歯の健康寿命を縮める大きな原因です。歯を削る量が少ないラミネートベニアは歯への負担が少ないメリットがあります。
ラミネートベニアのデメリット
ラミネートベニアのデメリットは、大きく3つあげられます。
- ・費用が高額
- ・健康な歯を削る必要がある
- ・歯が欠ける・再治療の可能性がある
以下に解説していきます。
費用が高額
ラミネートベニアは審美目的の治療なので、健康保険は使えません。自由診療なのでクリニックによって価格も異なります。全額自己負担になるので、保険治療と比較して高額な費用が必要な場合が多く、経済的負担が大きいデメリットがあります。
治療する歯の本数が増えるほど費用も高額になるので、歯並びを整える場合は歯列矯正・歯を白くしたい場合はホワイトニングを選択したほうが安価に済む症例もあります。
健康な歯を削る必要がある
ラミネートベニアは、歯の表面を削りセラミックを貼り付ける治療法です。歯を削る量は少ないのですが、健康な歯を削らなくてはなりません。ラミネートベニアは健康な歯を削ることで、健康寿命を縮めてしまうリスクがあります。
健康な歯を削ることに抵抗がある方・歯の健康寿命を縮めるリスクに抵抗がある方にはデメリットになるでしょう。
歯が欠ける・再治療の可能性がある
ラミネートベニアは、つけ爪のように歯の表面にセラミックを貼り付けて理想の口元に仕上げます。
しかし、被せ物とは異なり、歯の一部分だけを覆っているので欠けたり外れたりするリスクが高いです。歯ぎしり・食いしばりを日常的にしている方は、強い力が加わるのでマウスピースを装着して対策する必要があります。また、歯周病や加齢で歯茎が下がってしまった場合、歯茎とラミネートベニアの境目部分が露出して審美性に欠けてしまいます。見た目を改善させるには、再治療する必要があるので経済的負担も大きいです。
ラミネートベニアは、再治療になる可能性があることを理解したうえで治療を受けるようにしましょう。
ラミネートベニア治療にかかる費用と期間
ラミネートベニアの治療を検討するうえで費用や治療期間も抑えておきたいポイントでしょう。
以下に、ラミネートベニアの費用と期間の目安を紹介します。
ラミネートベニアの費用目安
ラミネートベニアの費用目安は、1本5〜15万円ほどです。
見た目を美しくする審美目的の治療法なので、保険適応外の自由診療になります。自由治療は、歯科医院によって価格設定が異なるので、費用に差がみられます。なかには安価におこなう歯科医院がありますが、使用する材料の質が悪い・施術の技術が低いなどの可能性があるので、価格だけで判断するのは注意が必要です。複数の歯科医院を受診して費用目安を出してもらい比較するといいでしょう。
ラミネートベニアの治療期間
ラミネートベニアの治療期間は、3〜8週間が目安です。通院回数は2〜4回前後で、多くて6回ほどで完了します。
治療する本数が複数本になっても治療期間や通院回数が大きく変わることはありません。
ラミネートベニア治療の流れ
ラミネートベニアはどのような流れで治療が進んでいくのか、初めて治療する場合わからないことが多く、不安に感じる方もいるでしょう。
以下に、ラミネートベニアの一般的な治療の流れを紹介していきます。
カウンセリング
口元の理想や歯の悩みなど、カウンセリングをおこないます。ラミネートベニアに関する疑問点や不安があれば、ここで伝えて解決しておくとスムーズに治療を進めることができるでしょう。
資料取り・治療計画策定
ラミネートベニアの適応か判断するために、口内のチェックと必要な資料を集めます。虫歯や歯周病の有無・レントゲン撮影・口内写真・歯型の採取など、正確な診断をするために必要な工程です。
歯科医師は集めた資料をもとにラミネートベニアの適応か判断し、治療計画や費用を策定します。策定した資料をもとに治療計画が提案されるので説明を聞いたうえで治療するか判断しましょう。
ラミネートベニアの型取り
歯の表面を0.3〜0.5㎜ほど削って歯型を採ります。ラミネートベニアで歯を削るのは、神経の通っていない歯の表面(エナメル質)を削るのが一般的です。治療範囲が神経の通っていない部分に限定されるので、麻酔を使用しないで治療を進めます。
しかし、知覚過敏や歯茎が下がり神経の通う象牙質が露出しているケースでは、麻酔が必要になる可能性が高いでしょう。
歯を削り、ラミネートベニアを貼り付ける部分の形が整ったら、型取りをします。型取りが完了したら、審美性や外部の刺激から歯を守るために仮歯をつけてラミネートベニアの完成を待ちます。
ラミネートベニアの装着
ラミネートベニアは、歯型を採ってから1〜2週間ほどで完成します。完成したラミネートベニアの噛み合わせや歯の形・色味などの問題がないかを確認します。問題なければ接着剤でラミネートベニアを装着して、接着の確認と噛み合わせの微調整をおこない治療完了です。
ラミネート治療に向いている症例・不向きな症例
ラミネートベニア治療には、向いている症例と不向きな症例があります。
以下に、ラミネートベニアが向いている症例と不向きな症例を紹介します。
ラミネートベニアが向いている症例
ラミネートベニアは、以下の症例に当てはまる方に適しています。
短期間で口元のコンプレックスを解消したい方
ラミネートベニアの治療期間は3〜8週間と、他の治療法と比較して短期間で完了できます。また、治療回数も2~4回と少ない来院で済みます。
歯科医院に頻繁に来院できないが、理想の口元にしたい方に向いている治療法といえるでしょう。
ホワイトニングの効果が現れにくい方
ホワイトニングの治療効果は個人差が現れやすい治療法の1つです。希望する白さまで効果がでない場合もあります。また、ホワイトニングは、理想的な白さを手に入れても年数の経過とともに後戻りが起こるので、定期的な再ホワイトニングが必要不可欠です。
ホワイトニングの白さでは満足いかない方・理想的な白さをずっとキープしたい方は、歯の色を選ぶことが可能なラミネートベニアが向いている症例といえるでしょう。
歯並びだけでなく歯の形や大きさを変えたい方
ラミネートベニアは、軽度の歯並びの乱れを改善したり歯の形を変えたりすることが可能です。そのため「一箇所だけ歯と歯の間に隙間が空いていて気になる」「歯の形や大きさ・色味が気になる」などの症例に適しています。
歯列矯正では、歯並び・噛み合わせを整えることができますが、歯の形や大きさを変えることはできません。そのため、歯列矯正後に歯の形や大きさが気になる部分だけラミネートベニアで治療する場合もあります。
ラミネートベニアが不向きな症例
ラミネートベニアが向かない方は、歯に負担がかかる習癖や噛み合わせがある方です。
具体的には、以下の方が当てはまります。
歯ぎしり・食いしばりがある方
ラミネートベニアに使用されるセラミックは、硬くて丈夫な素材です。
しかし、歯ぎしりや食いしばりがある場合、強い力が歯にかかるのでセラミックが欠ける可能性があります。歯ぎしり・食いしばりは、睡眠中に無意識にしている場合が多いので自覚していないケースも多いです。自覚症状がある場合は、事前に歯科医師に相談して対策を考えてもらうといいでしょう。
切端咬合の方
前歯の上の歯と下の歯が噛み合ったときに切端部分が当たっている噛み合わせを「切端咬合」といいます。切端咬合の方は、前歯の先端同士が強く当たってしまう状態です。そのため、噛み合わせたときの力のかかりかた次第でラミネートベニアが欠けてしまうリスクがあります。
ラミネートベニア治療の注意点
ラミネートベニアで治療する際の注意点は、以下の2つです。
- ・適応症例が限られている
- ・歯科医師の技術が仕上がりを左右させる
以下に解説していきます。
適応症例が限られている
ラミネートベニアの治療を希望しても、すべての方が治療できるとは限りません。歯ぎしりや食いしばり・噛み合わせに問題がある、重度の虫歯があるなど、ラミネートベニアをおこなうにはリスクが高いと判断された場合は、別の治療法を提案されることもあります。
また、歯並びを改善したい場合、ラミネートベニアで対応できるのは軽度のすきっ歯など症例が限られてきます。希望しても口内の状態によっては別の治療法を提案される可能性があることを理解しておきましょう。
歯科医師の技術が仕上がりを左右させる
歯科医師の技術は、仕上がりの美しさやラミネートベニアの寿命を左右します。経験の少ない歯科医師のもとで治療をおこなうと、接着が甘くすぐに外れてしまう・噛み合わせが強く当たって破折してしまうなどのリスクが高くなります。
ラミネートベニアの治療を検討する際は、信頼できる歯科医師のもとで治療を受けることをおすすめします。
まとめ
ラミネートベニアは、歯の表面を削り薄い板状のセラミックを貼り付け、短期間で歯並びや歯の形・色を変えられる治療法です。セラミックを使用しているので、審美性が高く、歯の表面を薄く削るだけなので歯にかかる負担が少なく済むメリットがあります。
ただし、保険適応外の自由診療なので、治療費が高額になる・歯が欠けて再治療の可能性があるデメリットも理解しておきましょう。ラミネートベニアの治療を検討する際には、歯科医院でよく相談し、疑問点や悩みを相談してみることをおすすめします。ご検討中の方は、蓮田市にある蓮見歯科医院にお気軽にご相談ください。