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乳歯の虫歯には特徴がある!できやすい箇所や原因、放置リスクとは
- 2024年10月26日
- 乳歯の虫歯には特徴がある!できやすい箇所や原因、放置リスクとは
皆さん、こんにちは。蓮田市にある蓮見歯科医院です。
「乳歯の虫歯にはどのような特徴があるの?」「そのうち生え変わるから、乳歯の虫歯は放置しておいても大丈夫?」といった疑問をおもちの保護者の方もいるでしょう。
今回は、乳歯の虫歯の特徴や放置するリスクについて詳しく解説します。乳歯の虫歯ができやすい箇所や乳歯が虫歯になる原因についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
乳歯は虫歯になりやすい
乳歯は永久歯よりも虫歯になりやすいといわれています。乳歯のエナメル質と象牙質は永久歯に比べて薄いです。そのため、虫歯菌が糖分を分解して出す酸の攻撃を受けやすく、虫歯になるリスクが高まるのです。
また、乳歯の虫歯は進行するスピードも速いです。これにより、早期に治療が必要となるケースが多いでしょう。
乳歯の虫歯の特徴
乳歯の虫歯の特徴は、以下のとおりです。
白く濁ることが多い
乳歯の虫歯は、最初に白く濁ったような変化が見られるのが特徴です。一般的に虫歯は黒くなると考えられていますが、乳歯が虫歯になると白く濁ることがあります。
目立ちにくいため、なかなか気づきにくく、特に子どもの場合は見逃されることがあります。早期の発見が難しいため、定期的に歯科医院で検診を受けることが重要です。
痛みが少ない
乳歯が虫歯になっても、痛みが少ないことが多いです。そのため、お子さまが自分から異常を訴えることはほとんどないでしょう。気づいたときには虫歯がかなり進行している場合が多く、すでに治療が必要な状態になっていることもあります。
特に小さなお子さまは自分の歯の状態を正確に伝えられないため、保護者の方が定期的にチェックしてあげることが大切です。
進行がはやい
乳歯の虫歯は進行がはやいのも特徴です。上述のとおり、乳歯のエナメル質と象牙質は永久歯に比べて薄いです。そのため、乳歯の虫歯は早期発見と適切な治療が重要です。定期的に歯科検診を受けることで虫歯が進行するリスクを減らせるでしょう。
乳歯の虫歯ができやすい箇所
乳歯の虫歯ができやすい箇所は、以下のとおりです。
上の前歯と前歯の間
3歳までの子どもは、上の前歯と前歯の間が特に虫歯になりやすいです。哺乳瓶を使ってミルクやスポーツドリンクを与えると、前歯付近に飲み物が残る時間が長くなるため、哺乳瓶虫歯と呼ばれる虫歯ができる可能性があります。
一方で、下の前歯は唾液に触れるため、上の歯に比べると虫歯になりにくいでしょう。
奥歯の溝
乳歯の奥歯は溝が深いです。溝が深いと食べかすなどの汚れが溜まりやすく、また奥歯は歯ブラシが届きにくいため、虫歯になるリスクが高いのです。特に仕上げ磨きをする際には、丁寧に磨くことが求められます。
奥歯の虫歯を予防する方法のひとつに、奥歯の溝をプラスチックの樹脂で埋めるシーラントという処置があります。奥歯の溝の部分を埋めることで汚れが溜まりにくくなるため、虫歯の予防につながるのです。
歯と歯茎の境目
子どもの場合、歯ブラシが歯ぐきに当たると痛みを感じることがあるでしょう。そのため、歯と歯ぐきの境目には磨き残しが生じやすいです。この部分をしっかり磨けていないと、虫歯が発生するリスクが高まります。
保護者の方が仕上げ磨きをする際は力を入れすぎず、優しく丁寧にアプローチすることが大切です。
乳歯の虫歯の原因
乳歯の虫歯の原因は、以下のとおりです。
周囲の人から虫歯菌をもらった
虫歯はミュータンス菌などの細菌が作り出す酸によって、歯が溶ける病気です。生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にこの菌は存在しません。
しかし、ご家族や周囲の方に虫歯があると、スキンシップをするなかで唾液を介して感染することがあるのです。そのため、ご家族の方に虫歯がある場合には治療を受け、赤ちゃんにうつさないようにすることが大切なのです。
歯磨きがうまくできていない
小さい子どもの場合、まだ自分でうまく歯磨きができないことが多いです。しっかり歯磨きができていないと虫歯になるリスクが高まります。そのため、保護者の方がしっかりと仕上げ磨きをしてあげる必要があるのです。
ダラダラと間食している
時間を決めずにダラダラと間食していることも虫歯になる原因のひとつです。唾液には、お口の中の酸を中和し、再石灰化を促す働きがあります。
しかし、ダラダラと間食をするとお口の中が酸性に傾く時間が長くなります。また、唾液による再石灰化が追いつかなくなるため、虫歯になるリスクが高まるのです。
虫歯を予防するためには、ダラダラ食べをしないことが大切です。間食をするときは時間を決めて摂るようにしましょう。
乳歯の虫歯の放置リスク
「乳歯はどうせ生え変わるから」といって虫歯を放置するとさまざまなリスクがあります。ここでは、乳歯の虫歯を放置するリスクについて解説します。
永久歯が生えてこない可能性がある
乳歯の虫歯を放置すると重症化して早期に脱落することがあります。乳歯が抜けたからといって永久歯がすぐに生えてくるわけではありません。
永久歯が生える時期は基本的に決まっており、乳歯からの「そろそろ生えてきてほしい」という信号がなければ、永久歯が生えてくることができないのです。そのため、乳歯が適切に機能しないと、永久歯の萌出が遅れることがあります。
永久歯が生えるのが遅れると、子どもの歯並びや噛み合わせに影響を及ぼし、将来的に歯科治療が必要になる可能性が高まります。したがって、乳歯の健康を維持することが非常に重要なのです。
虫歯が口内全体に広がる可能性がある
乳歯の虫歯をそのまま放置すると、細菌が繁殖して、ほかの健康な歯にまで感染が広がる可能性があります。また、あとから生えてくる永久歯が虫歯になるリスクも高まるでしょう。
このように、乳歯の健康を守ることは将来的な歯の健康を確保するために、非常に大切なのです。乳歯が虫歯になったときは早期に治療を受けましょう。
顎の発育が悪くなる可能性がある
虫歯を放置したことで歯に痛みや違和感があると、虫歯になった歯で食べ物を噛むことを避けるようになります。食べ物を片側だけで噛む癖がつくと、顎の発育に悪影響を及ぼす可能性があるのです。
これにより左右の顎のバランスが悪くなったり、噛む力が弱くなったりする可能性があります。また、顎が小さくなることで鼻腔が狭くなり、鼻呼吸が困難になることもあるでしょう。
歯並びが悪くなる可能性がある
乳歯は生後6カ月頃から生え始め、3歳ごろに全て生え揃いますが、虫歯を放置したことで早期に失うとその両側の歯が支えを失って傾くことがあります。これによって永久歯が生えるスペースがなくなると、歯並びが悪くなる可能性があるのです。
歯並びが悪くなると見た目に影響を及ぼすだけでなく、歯と歯が重なり合う部分に虫歯ができやすくなります。また、噛み合わせが悪くなると顎関節に負担がかかって顎関節症を引き起こすこともあるのです。
さらに、歯と歯の間に隙間ができることで発音に影響を与えることもあるため注意が必要です。
偏食気味になる可能性がある
乳歯が虫歯になり、噛むときに痛みがあると、子どもは無意識に硬い食べ物を避けるようになります。柔らかい食べ物ばかりを選ぶようになると、栄養が偏る可能性があります。
偏った食生活は、成長に必要な栄養素の摂取不足を引き起こすだけでなく、将来的な健康にも悪影響を及ぼすことがあります。子どもの健康を守るためにも、乳歯が虫歯になったときは早期に治療を受けましょう。
まとめ
乳歯は永久歯よりもエナメル質や象牙質が薄いため、虫歯になりやすいといわれています。また、うまく歯磨きができていないことやダラダラ食べをしていることも子どもが虫歯になりやすい理由です。
乳歯の虫歯を放置すると、ほかの歯にまで感染が広がったり、歯並びが悪くなったりする可能性があります。そのため、乳歯が虫歯になったときには早期に治療を受けることが大切なのです。
乳歯が虫歯になっても痛みなどの自覚症状が現れにくいです。虫歯を早期に発見するためにも、定期的に歯科検診を受けましょう。
お子さんの虫歯にお悩みの方は、蓮田市にある蓮見歯科医院にお気軽にご相談ください。
当院では、お子様から年配の患者様まで、蓮田市にお住まいの方の様々なお口のお悩みを解決するために幅広い診療メニューをご用意しています。ホームページはこちら、ご予約・お問い合わせもお待ちしております。