歯周病とは、歯を支える骨が溶けていく病気です。
歯の周りの、歯を支える歯肉・歯根膜・歯槽骨に病気が広がり、放置しておくと歯を支えられなくなり「噛むと痛い」「冷たいものが染みる」「歯ぐきが腫れる」等の症状が出てきます。
歯自体がどんなに健康でも、又どんな素晴らしい被せ物や詰め物をしても、歯の周りの組織が良くない状態の歯周病では歯は抜けていきます。
まさに砂上の楼閣です。
ぬかるみの土地にどんな素晴らしい家を建てても、傾いたり、倒れたりすることと同じなのです。
アクセス
【所在地】
〒349-0111 埼玉県蓮田市東5-9-8
いずみやビル4F
「蓮田駅 東口」から徒歩1分
診療について
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歯周治療
歯周病(歯槽膿漏)とは?
歯周病における3つの注意点
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- 1
- 痛みなどの自覚症状があまりないので、自分で気付いた時にはかなり進行している事が多いのです。
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- 2
- 歯を抜いても歯周病が進行していれば、骨が溶けているため、義歯を入れるにもインプラントを埋入するにしても大変不利になるのです。
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- 3
- さらに、近年、動脈硬化や糖尿病などの全身疾患との深いかかわりが指摘されるようになりました。
歯周病が進行して深くなった歯周ポケットでは歯周病菌がさらに増殖し、炎症が起きている部分は傷が開いたような状態(潰瘍)になり、ここから血管に細菌や毒素が入り血管を詰まらせ、動脈硬化、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞等を発症しやすくなります。
適切なブラッシング(歯磨き)をはじめ、患者さん自身も高い予防意識が必要となります。
健康な歯肉 | 薄いピンク色。歯と歯の間に入り込んで弾力があり、引き締まっている。ブラッシングでは出血しない。 | |
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歯肉炎 | 歯肉にのみ炎症が起きた場合で骨には影響が無い状態。 歯と歯の間の歯肉が赤みと丸みを帯び膨らんでいる。ブラッシングで出血する。 |
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歯周炎 | 骨や歯と骨が接合している繊維(歯根膜)まで炎症が進んだ場合。 歯と接している歯肉が赤紫色でさらにぶよぶよと腫れ、退縮する。ブラッシングで出血や膿が出る。 |
薬で治す歯周病 ~患者さんが楽な内科的歯周治療のすすめ~
当院ではMI(=Minimal Intervention 最小限の外科的介入によって治療を行おうとする概念)のコンセプトに基づき、できるだけ天然の歯を削ったり抜いたりしない、MI治療を心がけています。
例えば、事故などで歯が欠けたとき、歯を小さく削って差し歯にする事が一般的ですが、MI治療では天然の歯は削らず樹脂を接着して治療します。
それでは、歯周病におけるMI治療とは、一体どのようなものがあるでしょうか?
インプラントが話題に上がるこの時代においても、本当に大切な治療は、その原因となっている歯周病治療です。
※歯を失う原因として最も多いものが歯周病と虫歯と言われています。
歯周病は自覚症状もなく進行し、気づいた時には重症になっていることが多いことから、サイレントキラーとまで呼ばれています。
また、通常ですとこのような歯周病の治療には多大の労力と日数を要します。
しかし、こうした労力・日数を要していた歯周病治療に、薬剤を使った治療法が登場しました。
歯周病とはいわゆる“感染症”の一種であり、原因である歯周病菌を専用の薬を使用することで除菌し、治療を行います。
この、歯周病における内科的治療を導入して以来、当院での歯周外科手術(いわゆる歯茎を切る手術)の数は大幅に減少しました。歯周治療における患者さんの時間的負担、経済的負担、精神的負担も大幅に減ったと思います。
当院は「顕微鏡(位相差顕微鏡)を使った歯周内科治療」を行っております。
原因である細菌を顕微鏡(位相差顕微鏡)を使用することで特定し、その細菌に対する抗菌薬を処方、そして患部に塗布することで原因菌を退治する事が可能です。
顕微鏡(位相差顕微鏡)検査では歯周病菌、またカビ菌といった最近がほとんどの方に見られます。
お口の中の汚れをほんの少し採取すれば、細菌を特定することが出来ます。
レーザーで治す歯周病治療
レーザーの優れた機能の中に1.殺菌・消毒、2.消炎、3.組織の再生という3つのメリットがあります。
まさに歯周病治療の為の機能と言えます。
当医院では2種のレーザーを異なる症状に合わせて使用しています。