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審美歯科のセラミッククラウンとは?メリットや治療の流れ、費用について解説!
- 2023年1月11日
- 審美歯科のセラミッククラウンとは?メリットや治療の流れ、費用について解説!
こんにちは。蓮田市にある蓮見歯科医院です。
前歯の一部分だけ歯並びや歯の形・色味が気になるとお悩みではありませんか。前歯にコンプレックスがあると、人前で大きな口を開けることに抵抗を感じる方も少なくないでしょう。セラミッククラウン治療は、このような悩みを抱えている方に適している治療法の1つです。
本記事では、セラミッククラウンのメリット・デメリットや種類、治療の流れなどセラミッククラウンの概要を解説していきます。セラミッククラウン治療に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
審美歯科のセラミッククラウンとは?
セラミッククラウンは、歯の全周を削り、セラミックでつくられた被せ物を被せる治療法です。被せ物の材質に陶材(セラミック)を使用することで天然歯に近い美しい見た目が手に入ります。陶材は、天然歯の「つや」や「光沢」を再現することが可能なので、周囲に気づかれるリスクも少ないでしょう。
歯の色や形・向きなどにコンプレックスがある場合、セラミッククラウンの治療を受ければ改善することが可能です。
セラミッククラウンのメリット・デメリット
セラミッククラウンの治療を決断する際には、メリット・デメリットをしっかりと理解したうえで決めることをおすすめします。ここでは、セラミッククラウンのメリット・デメリットをご紹介します。
セラミッククラウンのメリット
セラミッククラウンの治療を受けるメリットは3つあります。
- ・審美性に優れている
- ・虫歯になりにくい
- ・金属アレルギーの心配がない
順に確認していきましょう。
審美性に優れている
セラミックは、天然歯にあるツヤ感や透明感を再現できるため、審美性に優れています。隣接する歯の色味や形を確認して、違和感のない自然な見た目にすることが可能です。保険適用のプラスチックの場合、年数の経過とともに変色し、審美性が損なわれます。セラミッククラウンを選択すれば、変色など経年劣化のリスクも低いでしょう。
虫歯になりにくい
被せ物を被せると、被せ物と歯茎との境目から虫歯になりやすいといわれています。銀歯やプラスチックを使った被せ物は、年数を重ねるうちに変形して隙間や段差が生じやすいです。隙間や段差があると汚れがたまりやすく、歯ブラシも当てにくくなります。
一方、セラミッククラウンは変形が起こらないので隙間や段差が生じにくい特徴があります。歯の表面もツルツルしているので汚れがつきにくく、ブラッシングしやすいので虫歯のリスクは低いでしょう。
金属アレルギーの心配がない
セラミッククラウンは、金属を使用しないので金属アレルギーの心配がありません。金属を使った被せ物を被せて、金属アレルギーの症状が出てしまったら被せ物を外して再治療が必要です。再治療の場合、通院時間の確保や費用も必要になるでしょう。セラミッククラウンを選択すれば金属アレルギーの心配がないので、安心して治療が受けられます。
セラミッククラウンのデメリット
セラミッククラウンのデメリットは4つあります。
- ・健康な歯を削る必要がある
- ・費用が高額
- ・割れたり欠けたりしやすい
- ・定期クリーニングに通う必要がある
順に確認していきましょう。
健康な歯を削る必要がある
セラミッククラウンを審美目的でおこなう場合、健康な歯を削ります。歯を削る量によっては、神経の処置が必要になるケースもあるでしょう。歯を削ると歯の寿命が短くなるリスクが高いです。特に、神経の処置をした歯は栄養が届かないので、枯れ木のようにもろくなります。歯は一度削ってしまうと、元の状態には戻せません。健康な歯を削ることに抵抗がある方には大きなデメリットになるでしょう。
費用が高額
セラミッククラウンは、保険適用外の自費治療です。保険が使えないので高額な費用がかかります。歯科医院によって費用が異なることはもちろん、選択したセラミックの種類によっても費用が変わります。複数本の治療をする方は、費用もその分高額になるので注意が必要です。経済的に負担が大きい点はデメリットとして挙げられるでしょう。
割れたり欠けたりしやすい
セラミッククラウンの材質は「陶材」です。そのため、強い刺激が加わると割れたり欠けたりするリスクがあります。特に、食いしばりや歯ぎしりが日常的にある方は、強い力がセラミッククラウンにかかるので割れたり欠けたりしやすくなります。昨今では強度の強いセラミックもありますが、材質によっては割れやすいものもあるので、歯科医師と相談したうえで選択しましょう。
定期クリーニングに通う必要がある
セラミッククラウンは、保険治療の被せ物と比較すると長く使うことが可能です。
しかし、自宅でのブラッシングや歯科医院での定期クリーニングを怠ると、虫歯や歯周病に罹患して再治療になる可能性が高くなります。天然歯と比較すると、セラミッククラウンは汚れが残りやすいです。セラミッククラウンに異常がみられても、早期に発見できれば簡単な治療で済む可能性があります。歯の健康を保つためにも定期クリーニングは必要不可欠ですが、歯科医院に通院する時間を確保できない方にはデメリットに感じるでしょう。
セラミッククラウンができる人・できない人
セラミッククラウンの治療は「できる人」と「できない人」がいます。セラミッククラウンが「できる人」と「できない人」にはどのような特徴があるのでしょうか。セラミッククラウンを検討中の方は、該当するか確認してみましょう。
セラミッククラウンが「できる人」
セラミッククラウンは、特定の歯の色や形・向きが気になって改善したい方に向いています。例えば、前歯の変色や黄ばみがホワイトニングで改善されない、1本だけ歯の向きや形が気になり治したいなどの症例に適している治療法です。セラミッククラウンを選択すれば、短期間で理想の歯が手に入ります。歯並びにコンプレックスを感じていて、短期間で改善したい方にも向いている治療法です。
セラミッククラウンが「できない人」
セラミッククラウンは、就寝時に歯ぎしり・食いしばりがある方や、力仕事・スポーツなど日常生活で食いしばる習慣のある方にはおすすめできません。セラミッククラウンのデメリットとして割れやすい特徴があります。歯ぎしり・食いしばりがある方は、日常的に強い力が加わるので、セラミッククラウンに大きな負荷がかかります。力が加わる場所が悪いと、セラミッククラウンが破損してしまい再治療になる可能性が高いです。歯ぎしり・食いしばりの影響がみられる方は、別の治療法を提案される場合もあるでしょう。
セラミッククラウンの種類
セラミッククラウンには種類があり、使われている材質により特徴が異なります。セラミッククラウンの種類は大きく4つに分類できます。
- ・オールセラミッククラウン
- ・ジルコニアセラミッククラウン
- ・ハイブリッドセラミッククラウン
- ・メタルボンドセラミッククラウン
それぞれの特徴をご紹介していきます。
オールセラミッククラウン
オールセラミッククラウンは「陶材」のみを使った被せ物です。セラミックのみで作られているので、天然歯と見分けがつかない高い審美性があります。セラミックのなかでも、透明感と光沢・天然歯に近い色調の再現性に優れています。オールセラミッククラウンは、被せ物の表面に汚れがつきにくく、経年劣化も少ない点が特徴です。材質に金属を使用していないので金属アレルギーや経年劣化による歯茎の黒ずみ(ブラックマージン)の心配もありません。
ただし、金属を使用していないので、強い衝撃が加わると破損するリスクがあります。
ジルコニアセラミッククラウン
ジルコニアセラミッククラウンは、被せ物の内側に人工ダイヤモンドと呼ばれる「ジルコニア」を使用した被せ物です。オールセラミッククラウンの高い審美性とジルコニアの強度を併せ持っています。強度があるので、奥歯やブリッジなど強い力がかかる部分にも適応できます。
ただし、オールセラミッククラウンと比較すると審美性は劣るでしょう。
ハイブリッドセラミッククラウン
ハイブリッドセラミッククラウンは、材質にセラミックとプラスチック(レジン)を使った被せ物です。オールセラミッククラウンやジルコニアセラミッククラウンと比較すると審美性や耐久性は劣りますが、天然歯に近い色味を再現できます。ハイブリッドセラミッククラウンも金属を使用していないので、金属アレルギーのリスクはありません。
ただし、材質にプラスチックが入っているので、強度が弱く、経年劣化で変色しやすいデメリットがあります。症例によっては健康保険が使えるので、保険適用可能な場合は費用を抑えることが可能です。
メタルボンドセラミッククラウン
メタルボンドセラミッククラウンは、金属の被せ物の外側にセラミックを焼き付けた被せ物です。外側がセラミックなので汚れがつきにくく、変色の心配もありません。内側には金属を使用しているので、オールセラミッククラウンと比較して強度があります。
ただし、金属を使用しているので透明度が低く、金属アレルギーや経年変化で歯茎が黒くなる「ブラックマージン」のリスクがあります。
セラミッククラウン治療の流れ
セラミッククラウンは、どのような治療の流れで進めていくのでしょうか。セラミッククラウンの治療を検討している場合、治療の流れも抑えておきたいポイントでしょう。以下に、セラミッククラウンの治療の流れをご紹介していきます。
カウンセリング
カウンセリングで、理想の口もとや歯並び・歯の色や形を伺います。歯科医師がカウンセリングの内容と口内の状態を確認して、治療計画・費用を提案します。カウンセリングでは、治療に関する疑問点や不安に思うことがあれば積極的に相談して、歯科医師と治療のゴールを擦り合わせておきましょう。治療のゴールを擦り合わせておくことで、理想像のズレによるトラブルを防ぐことが可能です。
セラミッククラウンの形成・型取り
麻酔をしてセラミッククラウンを被せるために歯の形を整えます。
ただし、歯の神経に触れてしまう・神経に近いところまで削る必要がある場合は、神経の処置が必要です。神経の処置をおこなった方は、治療後に歯を補強する土台を作成・装着してから形成します。形成が完了したら、セラミッククラウンの作成に必要な歯型の採取や歯の写真を撮影します。必要な資料が揃ったら、セラミッククラウンの完成まで仮歯を入れて過ごすことが一般的です。仮歯で最終的なセラミッククラウンの色味や形・大きさなども確認します。
セラミッククラウンの作成
歯型や口内の写真などをもとに、歯科技工士がセラミッククラウンの作成をおこないます。口内の状態はもちろん、カウンセリングで伺った患者さんの意見も活かしながら作成するので、理想像はしっかりと伝えておくことが大切です。
セラミッククラウンの装着
セラミッククラウンが完成したら、口内で最終調整をおこないます。噛み合わせの高さや歯の色や大きさ・形などに問題がないか確認します。問題がなければ、接着剤で装着して治療完了です。治療完了後は歯科医院で定期検診を受けて、セラミッククラウンに異常がないか観察していきます。
セラミッククラウンの治療にかかる費用
セラミッククラウンは一部の症例を除いて保険適用外の治療です。歯科医院によって価格が異なるので費用に差がみられるでしょう。以下の表は、セラミッククラウンの費用相場をまとめた表です。
種類 | 費用相場(1本あたり) |
---|---|
オールセラミッククラウン | 80,000〜180,000円 |
ジルコニアセラミッククラウン | 130,000〜180,000円 |
ハイブリッドセラミッククラウン | 40,000〜80,000円(自由診療) 10,000円(保険適用) |
メタルボンドセラミッククラウン | 80,000〜150,000円 |
セラミッククラウンの費用相場は80,000〜150,000円といわれています。材質がセラミックのみのオールセラミッククラウンや、ジルコニアを使用するジルコニアセラミッククラウンは費用相場が高めです。ハイブリッドセラミッククラウンは保険適用となれば費用を大きく抑えられます。
しかし、治療を選択する際は費用ばかりに着目せずに、治療内容に納得したうえで選択するようにしましょう。
まとめ
セラミッククラウンは、一部分の歯並びや歯の形・色などにコンプレックスを抱えている方におすすめの治療法です。セラミッククラウンは、高い審美性があり、材質に陶材を使用しているので天然歯に近い透明感や光沢・色味を再現できます。歯の表面に汚れがつきにくく変形もしないので、寿命が長い特徴もあります。
ただし、セラミッククラウンは一部の症例を除いて保険適用外の自由診療です。セラミッククラウンは材質によって特徴が異なり、費用にも差がみられます。セラミッククラウンに興味があり、どの治療法が向いているのか知りたい方は、歯科医院に相談してみることをおすすめします。
インプラントを検討していたり疑問がある方は、蓮田市にある蓮見歯科医院にお気軽にご相談ください。