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失った奥歯の治療にインプラントを選択するメリットや費用を解説!
- 2024年6月22日
- 失った奥歯の治療にインプラントを選択するメリットや費用を解説!
皆さん、こんにちは。蓮田市にある蓮見歯科医院です。
インプラント治療を検討している方のなかには「奥歯をインプラントにするメリットとデメリットは?」という疑問をおもちの方がいるのではないでしょうか。
周りの健康な歯に負担をかけることなく、美しい自然な見た目と天然歯のような噛み心地を得られるインプラント治療ですが、デメリットも存在します。
今回は、失った奥歯の治療にインプラントを選択するメリット・デメリットについて解説します。奥歯をインプラントにする場合にかかる費用についても解説しますので、インプラント治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
奥歯の役割
奥歯とは臼歯のことで、大臼歯と小臼歯に分かれます。奥歯には重要な役割があります。
ここでは奥歯の役割について詳しく解説します。
食べ物を噛む
奥歯には、食べ物を噛んで細かくしたり、すりつぶしたりする重要な役割があります。奥歯でしっかり噛み砕き、食べ物を小さくする過程で唾液が出てきます。唾液には酵素が含まれ、食べ物と唾液が混ざることで、でんぷんを糖質へと分解します。
そのため、奥歯で食べ物をしっかり噛み、すりつぶすことで胃腸への負担を軽減し消化を助けることができるのです。
顔の輪郭を保つ
奥歯で食べ物をしっかり噛むことで顔の筋肉が発達し、顔の輪郭を保てます。また、顔の筋肉が発達すると、口角が上がり若々しい表情になるでしょう。
心身の健康状態を保つ
歯が健康な状態であることと心身の健康状態は比例します。歯でしっかり噛めると脳に刺激が伝わり、認知症の防止にもつながるでしょう。
また、よく噛むことでセロトニンというホルモンが分泌され、目覚めが良くなったり、ポジティブ思考で日々の生活を送れるようになったりします。
力を入れやすくする
重い荷物を持ったり、瞬間的に力を入れたりするときには、無意識のうちに奥歯を噛みしめています。奥歯が生えていることで、体に力を入れやすくなり力仕事がスムーズに行えます。日常生活のなかで、動いたり力を入れたりするために奥歯はなくてはならない存在なのです。
発音しやすくなる
奥歯が生えそろっていることで、空気が外に漏れにくくなるためきれいに発音できるようになります。奥歯がなくなると、ラ行の発音がしづらくなる傾向があります。奥歯は発音するうえで重要な役割を果たしているのです。
奥歯のインプラント治療は難しいの?
治療の難易度は、前歯や奥歯に関係なく顎の骨の状態に依存します。骨量の多い奥歯と骨量の少ない前歯で比較すると、前歯の治療のほうが難しい場合もありますが、奥歯のインプラント治療にも特有の難しさがあるのです。
以下のような理由から、奥歯のインプラント治療は難しいといわれています。
・開口量が小さい
・噛み合わせが強い
・神経や血管の位置が近い
口腔内の状態には個人差があり、治療できるケースもあれば治療を断念しなければならないケースもあります。また、上顎・下顎によってもリスクは異なります。
リスクが解消されないまま治療を進める歯科医師は少ないため、患者様が治療を進めたいと思っても治療を快諾してくれないケースもあるでしょう。
歯科医院ではできる治療とできない治療があります。そのため、患者様の口腔内の状態に合わせて治療方法を変えるのは有効な手段です。インプラント治療に不安や疑問がある場合は、治療開始前に歯科医師に相談しましょう。
失った奥歯の治療にインプラントを選択するメリット
インプラント・ブリッジ・入れ歯の3つが、奥歯を失った際の治療法です。以下では、失った奥歯の治療にインプラントを選択するメリットについて詳しく解説します。
見た目が天然歯のように美しい
入れ歯を使用している場合、笑った際に金属が見えることで、恥ずかしさを感じる方もいるようです。
一方で、インプラントの金属部分は歯茎に埋め込むため目立ちにくいです。また、人工歯部分にはセラミックやジルコニアなどの審美性が高い素材を使用するため自然で美しい見た目を再現できます。そのため、公共の場で白い歯を見せることに抵抗を感じることはないでしょう。
周囲の歯に負担がかからない
保険の部分入れ歯の場合、隣接する歯に金属のバネを引っ掛けます。また、ブリッジの場合は土台となる両隣の歯を削らなければなりません。
一方、インプラントの場合は顎の骨に人工歯根を埋め込みます。独立させることができるため、周囲の歯に負担をかけずに奥歯を補うことができるのです。
しっかり噛めるようになる
インプラントの場合、顎の骨に人工歯根を埋め込んで固定できるため、天然歯と同じようにしっかり噛めるようになります。インプラントを選択することで、歯を失う前と同じように食事を楽しめるでしょう。
発音しやすい
奥歯を失うと、空気が漏れて発音しづらくなることがあります。また、失った歯を入れ歯で補ったとしても、会話の最中にずれて発音が困難になることもあるでしょう。
一方、インプラントの場合は歯茎と人工歯の間に隙間ができないので、ずれることがありません。そのため、しっかりと発音できるようになるのです。
失った奥歯の治療にインプラントを選択するデメリット
メリットに注目しがちですが、デメリットもしっかり理解し、納得したうえでインプラント治療を受けましょう。
費用が高い
インプラント治療は、基本的に保険が適用されません。自由診療となるため費用は高額になってしまいます。
歯科治療で保険が適用されるのは、歯の機能を取り戻すための最低限の治療に限定されているため、歯の機能を取り戻せるうえに、審美性の向上も目的としたインプラント治療は、保険が適用されないのです。
しかし、インプラントの平均寿命は10〜15年と長く、審美性はもちろん機能性にも優れているので、長い目でみると必ずしも高額とはいえないでしょう。
インプラント周囲炎になるリスクが高い
インプラント治療後に起こりうるトラブルのひとつが、インプラント周囲炎です。インプラント周囲炎とは、インプラント周辺の組織が炎症を起こす病気です。インプラント治療後のメンテナンスが不十分だと細菌が歯肉とインプラントの境目に侵入し、徐々に炎症を起こします。
インプラント周囲炎になると、インプラント周囲の歯肉が腫れたり出血したりします。治療せずに放置すると、最悪のケースではインプラントが抜け落ちるリスクもあるので注意が必要です。
インプラント治療後、定期的に歯科医院で検診を受けていないと、初期段階のインプラント周囲炎に気づけない可能性が高いです。自覚症状がないことが多く、進行してから気づく方も珍しくありません。
インプラント周囲炎を予防するためには、毎日しっかりと歯磨きを行い、定期的にメンテナンスを受けることが重要です。
治療を受けられないケースがある
インプラント治療は、患者様本人の健康状態が良好でなければ受けられません。なぜなら、一般的な虫歯治療と異なり、麻酔を伴う外科手術が必要になるためです。
また、人工歯根を埋め込むためには顎の骨の厚みが必要です。顎の骨の厚みが不足している場合は、骨造成を行うか、別の治療法を検討する必要があるでしょう。
また、糖尿病や心臓病、高血圧などの持病がある場合もインプラント治療を受けられない可能性があります。感染症のリスクが高かったり、薬の影響で血が止まりにくかったりするためです。
治療期間が長い
治療期間が長い点もインプラント治療のデメリットといえるでしょう。顎の骨にインプラント体を埋め込んだら結合するまで待たなければなりません。
インプラント体と顎の骨が結合するまで3〜6か月程度かかるとされています。これはあくまでも目安の期間で、個人差があるので患者様の状態によってはさらに長くなることもあるでしょう。
また、顎の骨の高さや厚みが足りない場合は、骨造成が必要になります。骨造成とは、骨を増やすために行う手術です。骨造成を行う場合にはさらに治療期間が長くなるでしょう。
定期的にメンテナンスを受けなければならない
インプラント治療後は、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けなければなりません。インプラントは人工物であるため虫歯にはなりませんが、口腔ケアやメンテナンスを怠るとインプラント周囲炎を発症する可能性があります。
インプラントの歯を長期的に維持し、お口全体の健康を保つためには、毎日しっかりとセルフケアを行うだけでなく、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることが重要なのです。
奥歯をインプラントにする場合にかかる費用
奥歯をインプラントにする場合にかかる費用の相場は1本あたり30万〜40万程度です。インプラント治療は保険適用外の自由診療となるため、歯科医院によって費用に差がでます。また、骨造成を行う場合は、5万〜25万円程度追加で費用が必要になるでしょう。
奥歯は前歯ほど審美性が求められないため、使用する素材によっては前歯の治療よりも費用が安くなる可能性があります。
また、医療費控除などの制度を活用することで、経済的な負担を軽減できます。治療を開始するために、実際にかかる費用や活用できる制度についてもしっかり確認しておきましょう。
まとめ
失った奥歯を補う治療法のひとつにインプラント治療があります。インプラント治療を選択することで、天然歯と同じようにしっかり噛めるようになるでしょう。また、天然歯のような見た目を再現できる点もメリットといえます。
奥歯でしっかり噛めるようになることで、心身ともに健やかに過ごせるようになったと感じる方も多いようです。
一方、治療費が高額である点や治療期間が長い点、定期的にメンテナンスを受けなければならない点はデメリットといえます。メリットだけでなくデメリットもしっかり理解し、納得したうえで治療を受けましょう。
インプラント治療に少しでも興味のある方は、蓮田市にある蓮見歯科医院にお気軽にご相談ください。